いまお笑いブームですね。
芸人さんのネタを披露する場所があり、また、それを多くの人に知ってもらうテレビ番組があることはいいことです。夜もお笑いの番組よくやっています。
芸人さんのネタを披露する場所があり、また、それを多くの人に知ってもらうテレビ番組があることはいいことです。夜もお笑いの番組よくやっています。
昭和50年代お笑いブーム特に漫才ブームがありました。今でもその時活躍された方が今も多く活躍されてています。ビートたけしは「世界の北野」と呼ばれ、B&Bは、洋七は佐賀を代表するべスラセラーで作家ととなり、あちこちで講演、次は監督までと活躍です。それに紳竜の島田 紳助は、司会をべースに活躍されています。
でも、共通した方程式があります。一方が一方的にしゃべる、相方が言葉少なくうなづく。漫才には今までなかった笑いです。古典的なしゃべくり漫才ではありません。誰が考えても漫才の形にはならないのです。
でも、そこに三組のテンポが世の中に受け入れられた。ツービートは、毒舌。B&Bはテンポの速いリズミカルさ。紳竜は、悪ガキの目線。三者三様にネタは違いますが、社会風刺がそこにはありました。それも分かり易さがありました。意味がなさそうで意味がある。
社会を見る目を持っていたんです。ですから浮き沈みはあるものの、今でも一線でやっておられます。ここには笑いの方程式があります。
このテクニック分かりやすく他に使っているのは、エドはるみさんかもしれませんね。キーワードは「ルール」「ギャップ」です。
皆さんがナベアツの芸を見て笑っています。
何が面白いとおもいますか?
実は面白いことを言っているのではありません。内容は何も面白くないんです。
数を数えるだけです。誰にでも出来ます。子供にも出来ます。外国人にも分かります。
数を数えるだけです。
実は面白いことを言っているのではありません。内容は何も面白くないんです。
数を数えるだけです。誰にでも出来ます。子供にも出来ます。外国人にも分かります。
数を数えるだけです。
「どうして3の時にアホになるんですか?」
「そういうルールなんです」
「そういうルールなんです」
これなんです。ナベアツが考えた「ルール」なんです。
ルールを知っているそれだけでお客は何をするのか知っているんです。見るほうが注目しているんです。皆さんはナベアツの世界に引き込まれているんです。
ルールを知っているそれだけでお客は何をするのか知っているんです。見るほうが注目しているんです。皆さんはナベアツの世界に引き込まれているんです。
それだけでナベアツが何をやっても笑う準備ができているんです。もちろんナベアツのアホ顔も芸として面白いです。
最初この芸を見たとき何が面白いのか、分からなかったんです。ルールを知らなかったからです。皆さんが笑っているのに自分だけが笑えない。不思議な感じです。でも一度ルールを知ってしまえば、意味なく笑う。
私たちの敗北です。ナベアツは構成作家さんです。自分しかこのニュアンスを出すことが出来ず、本人がやっているだけです。もともと演者だったので血が騒いだんでしょうね。
これに「8」のときはハチを探しに行ったり、スクリーンを使ってダブル・ナベアツを演じるといったバリエーションを付け加える。
しかし、この芸には賞味期限があります。
芸は、小さい子供が意味なくマネてしまえばそれまでです。
芸ではなくなってしまいます。ギャグです。
もうすぐ賞味期限が切れます。
芸は、小さい子供が意味なくマネてしまえばそれまでです。
芸ではなくなってしまいます。ギャグです。
もうすぐ賞味期限が切れます。
一時のような「ボキァブラ天国」を例えると分かりやすいです。何か残りましたか?
何故か?
持ち時間の短い芸は受けます。一発芸は受ける傾向にあります。笑いのエッセンスが詰まっているから短時間で面白く感じるのです。
何故か?
持ち時間の短い芸は受けます。一発芸は受ける傾向にあります。笑いのエッセンスが詰まっているから短時間で面白く感じるのです。
でも、人は貪欲です。もっともっとと思います。若手ではこれをクリアーすることは出来ません。一度肥えた目は、芸の肥えた芸人を探していきます。腰をすえて見れる芸に目は行くはずです。
すこし前も落語ブームでしたが、今でも落語ブームです。ブームという言葉は賞味期限があります。ですからブームでなく落語は受けています。芸としてのエッセンスが詰まっているからです。笑いのルールがいくつもあるからです。
でも本当に芸を見る目の肥えた人は笑いに走りません。
人情物や人の心の葛藤を演じる泣きを求めます。歌舞伎が今でも好まれているのは、人情物の人の心を上手く表現しているからではないでしょうか?
ハマればずっと一生見続けてくれます。
人情物や人の心の葛藤を演じる泣きを求めます。歌舞伎が今でも好まれているのは、人情物の人の心を上手く表現しているからではないでしょうか?
ハマればずっと一生見続けてくれます。
次に来る笑いは「人情物」「泣き」を要素に入れると面白いかもしれません。
世界のナベアツが5と5の倍数と5の付く倍数の時だけ泣きの表情をする。まさしく泣き笑いの芸ですよ。
夏場です笑いの食中毒に注意してください。
素人の考えたつまらない話です。プロの方からのお叱りはごもっともです。
でも、歴史は繰り返します。温故知新は今も存在します。テレビの前で楽しませて下さい。
でも、歴史は繰り返します。温故知新は今も存在します。テレビの前で楽しませて下さい。
今日も楽しい番組の笑いと感謝を込めて過ごしたいです。
今日も最後まで読んでくださってありがとさんです。