''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

涼の字に見る鴨川と京の都

イメージ 1

京都では、ムシムシとした日が続いています。梅雨明け間近です。祇園祭前後に梅雨が明けるのが普通ですが、今年は少し様子も違うようです。

涼しい気分になりたい。

そう思うのは人情です。世間ではエコブームで消費するエネルギーとCO2の排出制限といろいろと難しそうです。その上、原油高騰でいろんなものにその影響が出ています。
クールビズなんて言っていますが、家に帰ってエアコンスイッチをオンじゃ本当の意味でクールビズなんて言えません。

なるべくエアコン要れずに涼しさを取り入れたい。

涼しいという字は、水と京という字から出来ています。つまり、京の象徴、鴨川で過ごすことこそが「涼」であったんです。こんな盆地で暑い京都で涼しさを感じることは難しいと思われますよね。でも、今でも鴨川には「床」と言って鴨川にベランダのようなものを作ります。場所は決まってます。どこにでも出せません。二条から五条の間です。ほとんどがお商売のためにやられています。

夕涼みともなれば多少の涼しさを感じますが、エアコンの科学的な涼しさには勝てません。でも情緒はあります。しかし、大正期・昭和の初期ごろまではもっと川に近いところに床を張っていました。写真なども残っています。

鴨川の中ほどまで床を引きつめていたようです。これなら今よりもっと涼しかったと思います。

ちょうど、京都の北の貴船なんかの床に近いと思っていただければ分かりやすいです。水面すれすれに床を張ります。足元が涼しいです。水冷のクーラーと言うところでしょう。水面の冷えた空気が、涼しい風を運びます。

食事で清涼感を演出し、水の音で涼しさを感じます。五感で涼を楽しんだんでしょうね。温度だけが涼を楽しむ方法ではありません。

夏は暑い。ですから夏です。じゃ夏しか出来ない季節感を感じるそれが夏の醍醐味です。
暑い中、ビールを飲む。私の場合は痛風なのでお気に入りの発泡酒(サッポロドラフトワン)ですがね。暑い中、スポンジのように体内に滲み込みます。エアコンの効いた部屋では感じることが出来ない夏の楽しみ方です。汗流しながら、水分を補給する。
夏場でも熱いものを食するようにしています。

不思議と夏場もラーメン屋は、冷麺とか出そうですが、ラーメンが大半です。暑いからと言って冷たいもので涼は取られていないようです。汗流しながらラーメン頂く良いですね。
昔の人の知恵を現代でも充分に生かして、省エネで環境にも優しい。それでいて財布にも優しい涼の取り方を工夫するのも面白いです。

暑いのも夏を楽しむアイテムです。
水分をこまめに取り、適度に塩分も取る。
常に体をリセットしてやる。これも大切です。これで体も健康です。

今日一日が過ぎ家に帰って、一杯やる。これこそ極楽です。健康で精神的にも心穏やかに過ごせますことに今日も感謝です。

最後まで読んで下さった方、いつもありがとさんです。