奈良国立博物館の中庭にある八窓庵(はっそうあん)は、興福寺塔頭の大乗院にあったもので江戸時代中期の茶室で、多窓式茶室として有名です。この茶室が永久に保存されることを望んだ奈良在住の篤志家数名の努力によって、明治25年(1892)博物館に寄贈され敷地内に移築された。
(「あかい奈良」取材日記のホームページより参照)
本来の利休の茶室はもっと暗い茶室です。窓もそれほどありません。朝鮮の農家の造りをまねたことに由来するとも聞きます。真偽の程は分かりませんが、そのように思えるところもあります。しかし、江戸中期になると安土桃山時代の茶室とは様相が変わって、明るいイメージを受けます。しかし、造りは至って利休時代の茶室に比べるともう少し大きめの農家の離れと言う感じがします。
そんな茶室を奈良国立博物館のお庭でそれをまじまじと見ることが出来ます。
公開はされていますが、閉まっており内部を見ることは出来ませんでした。
そんな茶室を奈良国立博物館のお庭でそれをまじまじと見ることが出来ます。
公開はされていますが、閉まっており内部を見ることは出来ませんでした。
にじり口もちゃんとあります。
なんとも詫びた感じです。池のほとりにあります。
東屋から見る風景も素敵です。
茶室には小さい橋を渡って茶室に向かいます。池の花は蓮です。白い花が咲いています。
よく見ないと分からない程度です。泥の中からでも白いきれいな花が咲きます。観音様も蓮の花(実のなった)をお持ちです。仏と蓮は縁が深いですね。こんなところにもご縁がありました。今回の「西国三十三所」展示と重なりを感じます。
きれいなお庭でした。ちょうど枝木の剪定がされている最中でしたが、邪魔にならないようにお庭を堪能しました。
いい一日が過ごせたと喜んでおりました。ありがたいことです。感謝の気持も忘れないで過ごします。でも、この後の怖い出来事(アクシデント)があるということも気づかない私でした。奈良の一日はまだまだ続きます。よろしければ、「しか」とご覧下さい。つづく。
今日も最後までお付き合い下さいました事もお礼申し上げます。