''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

奈良公園と鹿の疑問

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奈良国立博物館奈良公園の中にあります。近くには奈良県庁もあり都市の中心部です。
奈良公園には1200頭に上る鹿が放し飼いにされています。こんな都市の真ん中でこれ程の鹿を放し飼いにしていることはまれです。

鹿は春日大社の神使であり、奈良と鹿は切っても切れません。
至る所で鹿がいます。とても愛らしく、小鹿に至っては「ミーィィ」と鳴きます。大人になった鹿も鳴きますが、ちょっと怖いです。
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お決まりのように鹿せんべい(150円)で売られています。鹿の為に使われる資金となります。どこでも同じせんべいが売られています。味は人間が食べれば物足りません。塩気が有りませんからね。鹿に人が食べるようなせんべいを上げると塩で体を悪くします。

10枚ほど入っていると思います。子供の頃と同じです。袋にも入らず束ねたせんべいを紙のテープでくくられています。この紙テープも鹿は食べています。安心な素材で作られているんでしょうね。

関西の子供は小学生の修学旅行に奈良に来る事が多いですね。播州生まれの私は、奈良と伊勢の一泊二日が修学旅行先でした。京都と奈良近いので何度かやって来ていますが、必ず鹿せんべいを買っています。

奈良の鹿は、せんべい食べる前後に、お辞儀をします。ぺこりぺこりと愛らしいです。でも目はマジです。ちっょと怖いです。たまたまこの日は観光客が少なかったのか、せんべいを買うところから鹿たちは、私をじっと見ていました。気配を感じるんですよね。そういう「しか」ないんです。

後ろを見た私に鹿たちは一世にやってきます。まずは小鹿から、それを横入りする大人の鹿です。許せません。とりあえず小さい鹿から上げようと思った瞬間です。背中に鼻での突きが何度か入りました。後ろには大人の鹿3匹が思いっきり鼻の頭突です。ふら付いてしまいました。逃げましたが走って追いかけられました。白いシャツは黒い鼻型を数ヶ所付けられていました。鹿は怖いです。子供なら怪我しているところです。

みなさん鹿の可愛らしさにだまされず注意が必要です。それにあまり近づきすぎて角で突付かれることもこともあります。時に機嫌の悪い雄鹿は、人に向かって唾を吐きます。

動物園のゾウさんの檻の匂いがします。気を付けて下さい。
目を見て穏やかな鹿にせんべいをあげて下さい。

馬鹿げた結末でした。
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でもどうして馬と鹿で「バカ」なんでしょうね。

よく言われるのは「鹿をさして馬という」史記を基にした説明です。(最も普及している説だがその根拠は薄いです)

中国の秦の2代皇帝「胡亥」の時代に権力者の宦官・趙高が、あるとき皇帝に「これは馬でございます」と言って鹿を献上した。皇帝は驚いて「これは鹿ではないか?」と尋ねた。周りの愚臣たちは時の権力者の趙高を恐れて、周りの愚臣たちが皇帝に対して鹿を指してこれは馬だと言った、という『史記』にある故事に基づくと高校の漢文のI原先生に習いました。

これを聞いて皆さん頷いてましたが、私はそれは分かりますが、鹿を「か」とは読まない。それじゃ「ばろく」でしょう。

でも、サンスクリット梵語)語で「痴、愚か」を意味するmohaの音写である莫迦の読みからくるとする説もある。それを僧侶が隠語であって馬鹿という表記は後の当て字であるとする説明の方が分かり良いですね。(フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』参照)

どちらにしてもバカは今ほど意味でなく、単に愚かなという程度が根拠付けられたものと思います。関西は「アホ」をよく使いますよね。

でも、関東人が感じる「バカ」ではないんです。もっと愛らしい言葉です。日常に存在する「相づち」のようなものです。当然、「バカ」のような意味も当然ありますが、ニュアンスとしては「おちゃめ」路線でもあります。

播州では「ダボ」です。ちょっと品の悪い言葉です。私の生まれたところではあまり使いませんが、意味としては知っています。阿保の上、つまり、駄目な阿保で「ダボ」です。
ダボには複数形があります。目な保なれたちで「ダボレン」です。使った人はあまり見たことないです。S君だけです。

こんな可愛い鹿がバカの字に使われるのは納得できませんね。
バカはカタカナで表記して下さい。「しか」とお願いします。
同じように「このタコ」と言うのがありますが、こちらの語源は私のブログで紹介済みです。http://blogs.yahoo.co.jp/kantoshoue/7366544.html ←この「たーこ」と、この「いーか」

あんな、こんなと楽しい奈良の一日でしたが、ゆっくりとした一日を過せました。
やっぱりありがたい気持です。観音様のお陰です。ありがとさんです。

最後までお付き合い下さいまして、いつもながらありがとさんです。