''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

東山探訪 清水坂を下って

三年坂を登り切ったところを左へ曲がると清水さんへの参道で、すぐそこに世界遺産清水寺があります。清水の舞台で有名です。清水の舞台から飛び降りる覚悟であり、そういう意思を持つ言葉です。

しかし、江戸時代にもここから何度か飛び降りた事例があるようです。
死を覚悟しての行動であったようですが、実際には大怪我で死亡の事態は無かったようです。江戸時代の文献にもあるようです。あくまでもそういう覚悟だけにしておいて下さい。

清水寺奈良時代創建の寺で、現在ではあの最初の征夷大将軍坂上田村麻呂」(平安時代)が清水寺の基礎となるお堂を建てたことによるというのが由来になっているようです。こちらは絵巻にも残っております。観音様で有名です。それも千手観音様です。すこし特徴のある仏像です。清水形式とされているようです。

今回はさすがに修学旅行生と観光客でごった返しています。人ごみは避けて、このまま五条坂を下がります。和菓子や茶碗などの焼物、観光客のお土産などが売られています。ちりめん山椒なんかも売っていて、ご飯が欲しくなります。観光ナイズされたお店でいっぱいです。

清水さんにはもう一つの参道があります。清水新道・茶碗坂と呼ばれる参道です。正門付近から東大路に向かう道です。こちらは観光客が少ないですね。その代わりに茶碗などの焼物を扱う店が多いです。清水焼です。上品な焼物です。

昔はこの辺に窯もありましたが、今では少なく他の場所に窯があるように聞きます。清水さんの正面近くには、高級な清水焼の茶碗を扱うお店がいくつかあります。清水卯一さんなどは人間国宝さんです。この方の作品も売っております。清水焼といってもピンキリです。高いものもあれば日々使うお茶碗などもあります。

こうした物を安く買える陶器市もこちらではやっています。期間限定の市です。京阪五条の駅からここ清水さんまでの道々にこうした市が立ちます。こちらも人でいっぱいです。

そうこうして間に、東大路まで下って来ました。それを南に少し下がったところに大谷本廟があります。彼岸には祖先のお墓におまいりです。

この本廟の正門までの道がなんとも情緒があります。(残念ながら現在補修工事もされています)
池があり、蓮の植わっています。仏の世界の再現でしょう。ゆったりとした参道になっています。平日は人通りがほとんどありません。マイ京都、独り占めの京都がそこにあります。写真でゆっくり進んでいって下さい。
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大谷本廟の裏当たり一体墓地になっています。お盆などはテレビ各社がここの墓参りの風景を象徴的に放映します。

東山の時代が寺院仏閣が多く、野辺の地です。昔からこうした墓地が多く存在します。
大谷本廟の本堂近くに洞穴が開いてます。今はライトアップされていますが、石仏が多く安置されています。人の手で作られたようです。本当に独特の雰囲気です。この洞穴と言うか祠(ほこら)は江戸時代の京都の紹介した本にも出てくる有名な場所のようでした。
多くのご先祖様の霊が安らかにご供養されています。

この隣に墓地に続く、続くと言ってもそこからは墓地だらけです。数も万近くあると思います。花屋がいくつも軒を構えます。墓参り用に花が売ってあります。なかなか合理的な商売です。

2時間近くの観光地の散策です。
すこし気分リフレッシュできました。
そのおかげで今週はすこし気負いがありません。良かったです。

観光地の散策は終わりですが、メタボ予備隊除隊のため、東福寺近くまで歩きます。
まだまだの距離はあります。行きつけの銭湯に入りに行きます。露天風呂がある銭湯です。
ワンちゃんが二匹私を出迎えてくれます。ここから20分ほど歩くことになりますかね。
元気で過ごせることに感謝です。ありがたいです。

最後までお付き合い下さいましてありがとさんです。