''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

京都中華本流 「大三元」のシュウマイ

学生の頃、京都の四条富小路上がったところに「大三元」という広東料理のお店がありました。
古い店構えで通りから一切店内の様子が分からない老舗です。

今その場所には、ありません。
どこかに場所が移ったのか、店を閉じたのか不明です。
探しても見つかりません。
誰がご存知の方教えて下さい。

ホームページでは、幾つかの古い老舗を称して「京都中華」なんて書かれています。

四条花見小路付近の路地の奥にある名店「盛京亭」もその代表格です。
知らないと絶対に分からない場所にあります。

私は何度となく行っていますが、中華でありながら、味も濃すぎず、油っこくもなく品のいい中華です。
私はあったことがありませんが、舞妓さんや芸子さんもおいでになるらしいです。
味も万人受けする名店です。

大三元」は広東料理と書かれていました。
店先には、メニューは置いてありません。
もちろん、サンプルもありません。
古い書店かお店のような店構えでした。

広東料理と言えば、蛇やら動物やらを食材にする勝手なイメージです。
特に学生時代には、そのイメージが強かったです。

勇気を振るい店内に入るとごく普通の食堂のような感じです。
少し遅いめの昼ごはんを食べに入ったんです。
メニューには蛇やらの広東独特の料理はなく、普通の中華屋さんです。

ここでシュウマイとチャーハンとラーメン頂きました。
全体的に薄味で脂っこくなく品のいい京都の中華でした。

特に舌の記憶に残っているのが、シュウマイでした。

さらにシュウマイが5個入ったシンプルなものです。
肉汁いっぱいです。
それ以上に中にタケノコが入っているんです。

タケノコのリズミカルな食感と肉汁の旨みが、口中を駆けめぐります。
鼻に通る豚肉とタケノコの香り、それにもみこまれた野菜の香りが心地よいです。
咽に通った後味が、長い長い余韻を引きずります。

その尾っぽの長いこと長いこと、今も舌がはっきり覚えています。
美味かったシュウマイです。特にタケノコの食感が忘れられません。
大きすぎず、小さすぎず、肉とほどよく混ざり合う黄金比ですね。

先日祇園の裏道を通っていると「広東料理」の文字を眼をとらえました。
広東料理大三元=シュウマイの図式です。
パブロフの犬」状態です。反応してしまいます。

ビルの1階に在るマンションの一部屋でやっている中華屋さんです。
中華屋さんと言うよりスナックです。
シェイカー振る代わりにマスターが鍋を振っています。

ここは定食に、何でもチャーハンが付くお店です。
もちろん白ご飯のチョイスも可能です。
私は、酢豚の定食(チャーハン付)を頼みのした。
そこには酢豚、香の物、スープとシュウマイが付いていました。
通りの写真には違うものが付いていましたが、これはラッキーです。心は「小おどり」しました。
イメージ 1

イメージ 2

やっぱり京都中華の流れでしょうか?

シュウマイにタケノコが入っていました。
心地よい食感です。
大三元のシュウマイ思い出しました。
うまかったです。

酢豚も少し味濃いめですが、こちらもなかなかです。
箸を付け始めて少ししてメインのチャーハンが来ました。

これが外れです。
なんでやねん。

その他の料理が美味いのにチャーハンが美味しくありません。
味が付いていないんです。
塩気も感じられません。
私好みの味ではありませんでした。ですから、店名は上げません。

シュウマイは美味かったですね。

関西の中華屋さんに多いんですが、味をつけていない店が結構あります。
味は、チョー薄いめでお客が卓上のソースや醤油で味を調整するんです。
私はこのタイプは好みません。

プロの味を付けて欲しいです。残念です。

懐かしい味を少し思い出しただけでもありがたかったです。感謝です。

食欲の秋、何でも美味いです。
特に、自分の好みに合ったものとの出会いは大変うれしいです。
味の記憶は永遠です。美化しすぎるところが、たまにきずです。

皆さんも、おいしい物をいっぱい頂いて元気を出して下さい。
最後までお付き合い下さいましてありがとさんでした。