今日は、岳父の命日です。
すでに3年ほどが経ちました。
嫁は、朝早く墓参りに出かけたみたいです。
家の近くに墓がありますので、朝の散歩がてら、お参りしたみたいです。
月日の流れは早いモノです。
昨日といひ今日と暮らしてあすか川 流れて早き月日なりけり
春道列樹の和歌を思い出します。
品よく言えば、中村秀香さんのダジャレ感もありますが、和歌より引用させた所は、数寄者のセンスの良さを感じます。
数寄者と言えば、茶の湯です。
岳父は、釣りが趣味、特に鮎釣りが好きでした。
ですから、愛用の茶碗も、京焼 平茶碗 中村香菊作「釣人」です。
この時期には、少し不向きかもしれませんが、今年の残暑を思えば、これもありです。
禅の言葉、禅語にも、「漁夫生涯竹一竿」と言うのがあります。
私の好きな禅語でもあります。
平易な意味でありながら、その意味を深いです。
人生訓でもあります。
もともと、「山僧活計茶三畝、漁夫生涯竹一竿」という対句になっています。
こうなると、もっと意味が深く感じますね。
岳父愛用の平茶碗も、この対句の意味を醸しだします。
なんちっての料理人としては、いつものように、「料夫生涯庖一丁」って所でしょうかね。
朝から、岳父の命日に因んで、嫁が鮎の干物を用意してくれました。
焼いたのは、私です。
3歳児ゆうゆうも、朝ごはんに、鮎の干物を頂きましたよ。
魚好きですから、よく食べます。
日々親子3人のささやかな暮しに感謝して暮させて貰っています。
ありがたいことです。
ささやかな「よかった」を探せて暮させてもらっています。
ありがたいことです。
日々の暮らしの中、心の三毒を廃し、平穏無事に暮らしたいです。
神仏に手を合わせて、感謝して暮らさせてもらっています。
ありがたいと感謝です。