年の瀬も押し迫っています。
我が家でも、年の瀬の我が家の恒例の行事をやりましたよ。
家族で、てっちりを囲んでの家呑みです。
近くのスーパーで、みがきの河豚を買って来ましたよ。
激安の2,980円(税別)です。
関西では、河豚の有毒部位を取り除いたみがきの河豚が売られています。
これを、家でてっちり用に、私が出刃庖丁で食べよい大きさにカットします。
これなら、家でも手軽に頂けます。
鍋には、大きな昆布を入れて、出汁を取りながら、てっちりにします。
関西では、河豚鍋をてっちりと言います。
てつとは、鉄砲の事です。
鉄砲と言えば、球(時々)に当るとか死にまっせと言う関西人の洒落です。
吉朝さんの落語『ふぐ鍋』を聞くと、よくわかります。
ふぐを漢字で書くと、「河豚」と書きます。
ぶうぶうと鳴くから、その鳴き声が豚に似ているからですね。
因みに、海豚と言えば、イルカですね。
♪水平線のかなたから~
それは、海のトリトンの主題歌『GO! GO! トリトン』(作詞:林春生/作曲:鈴木宏昌)ですよ。
そのイメージは、当時のアイドル歌手の城みちるさんの『イルカにのった少年』(作詞:杉 さとみ、作曲:林アキラ)からのイメージに繋がっているのかもしれません。
トリトンも白いイルカに乗っていたようなイメージです。
冬の寒い時の贅沢鍋と言えば、てっちりですね。
みがきで買うと、皮もアラも、身も入っています。
食べられない部位を除いた河豚一匹買った感じです。
白子は、入っていませんでした。
適当に盛り付けてみました。
カットした河豚の全量ではありません。
盛りきれなかったので、ブログの写真なので、割愛しています。
芭蕉の句に、「河豚汁や 鯛もあるのに 無分別」と言うのがありますが、河豚を食べると、鯛はその代用品ではありませんからね。
別の旨みを持ったもので、人で言うなら余人に変えられません。
河豚を避けた芭蕉に対して、小林一茶は50過ぎてから好んで食べようですね。
一茶の代表する句に、下の二つの句があると聞きます。
「五十にて 鰒の味を 知る夜かな」
「ふぐ食わぬ 奴にはみせな 富士の山」
私が俳句として詠むなら、こうなりますね。
「年の瀬や 河豚を囲みて えびす顔」 BY かんとうしょうえ
カニすきを食べる時は、無口になると言いますが、河豚は骨と身の間を、チューチューとむしゃぶりつきます。
来年は、ねずみ年ですからね。(笑)
河豚は、唐揚げも私の好物です。
てっさより、唐揚げが好きです。
もちろん、焼き河豚も美味いです。
タレの加減が難しいです。
てっちりと言えば、お供のお酒は、ヒレ酒になります。
香ばしい香りがいいですね。
お店みたいに、とろりとしたブレンド酒ではありませんが、家ならヒレの入った熱燗でも、代用できます。
4歳児ゆうゆうも呑みたいと言いますが、それはご法度です。
最初に、嫁が味見です。
続いて、私が頂きました。
家での力関係がはっきりします。
それでも、年の瀬に家でてっちりが出来たのは、ありがたいです。
もちろん、次の日の朝は、ふぐ雑炊になります。
後雑炊セットの漬物の用意もしてあります。
ゆっくりと今年も過ぎ行きます。
この1年もいろいろありましたが、何とか納まった感じがします。
ご拝読ありがとさんです。
良いお年をお迎え下さい。
親子3人のささやかな暮しに感謝して暮させて貰っています。
ありがたいことです。
ささやかな「よかった」を探せて暮させてもらっています。
ありがたいことです。
日々の暮らしの中、心の三毒を廃し、平穏無事に暮らしたいです。
神仏に手を合わせて、感謝して暮らさせてもらっています。
ありがたいと感謝です。