''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

浜磯印の特選焼きのり ごはんのお供に 朝食編 より。   

先日、親戚おばさんからいいもの頂きました。 

頂いた時、4歳児ゆうゆうに、おにぎりでも作って貰ってと声を掛けて戴きました。 

多分の海苔だと推測が付いたので、包装紙を開けてみて、正解でした。 

大変上等の海苔だと、色から分かったので、嫁に言うと、次の日の朝食は、おにぎりにしようとなりました。 

 

ごはんもいつもより多めの3合炊いて、食べる気満々です。 

翌朝、熱々のごはんをおにぎりにして、焼きのり巻いて、頂きました。 

なかなかどうしても美味いです。 

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浜磯印の特選焼きのりです。 

特選と言うのが食欲そそります。 

味も間違いないです。 

味付けのりになっています。 

 

関西は味付けのりが好きな文化圏ですね。 

関東は味の付いていない海苔が好まれる傾向があると聞きます。 

手あぶりで、海苔を焼いて、ごはんと一緒に食べる。 

これも美味いですね。 

 

ただし、焼いた海苔に醤油をべったりつけて食べては、焼いた方に申し訳ないです。 

ごはんを海苔で巻いて、海苔の端っこに、醤油を付けて食べるくらいにしたいです。 

基本焼き立ての海苔に、醤油も要りません。 

海苔の香りが、ごはんの香りと居合混じって、鼻腔に抜けるのは、食欲をそそります。 

 

関西では、おにぎりと言えば、俵型が多いです。 

三角のおにぎりは、あまり家庭では好まれませんね。 

 

三角のおにぎりは、「おむすび」と呼ばれます。 

こちらは、中に具材が入ることが多いです。 

関西のおにぎりは、中身の入らない俵型が多いです。 

 

食事で言えばごはんに相当します。 

具入りのおむすびは、ごはんと具材の一つで、食事を成せます。 

 

関西の俵型のおにぎりは、幕の内弁当のご飯をイメージする所がありますね。 

幕の内弁当は芝居の幕と幕の間に食べる弁当ですね。 

おかずは、焼き魚、玉子焼き、蒲鉾、これが三種の神器とも呼ばれます。 

この辺、おがずと言うから、数が必要です。 

その為、ごはんとしての具材の入らないごはんだけの俵型のおにぎりとして、なり立ちます。 

 

歌舞伎の芝居でも、大昔には弁当幕言えば、仮名手本忠臣蔵」5段目でした。 

それを、江戸時代に、血筋が役者でない初代中村仲蔵が、工夫に工夫を付けて型を変えたと言います

 

仮名手本忠臣蔵5段目では、斧定九郎が、お家改易後は強盗に身を落とし、真っ暗闇の山崎街道で殺人強盗するシーンです。 

斧定九郎とは、討ち入りの盟約すら参加しなかった夜逃げした浅野家の経理担当の家老・大野九郎兵衛名前のもじりですね。(定九郎は、子の群右衛門設定) 

 

先日聴いた六代目神田伯山の中村仲蔵は、良かったですね。 

芝居のシーンと言い中村仲蔵苦悩が、上手く表現された講談になっていましたね。 

さすが、六代目神田伯山です。 

真打襲名前後で、さらに一段芸が跳ねましたね。 

芝居台詞のところがいいし、場面設定がしっかりしていて、聴き手が白山の世界に引きずり込まれます。 

 

伯山のユーチューブも、よく見ましたが、楽屋の雰囲気もいいし、知らない演者さんも知って、楽しいです。 

神田鯉栄さんの講談も花があっていいと思います。 

ちょっと気になりましたよ。 

 

話は戻って、初代中村仲蔵がこの役を勤めたとき、どてら姿に藤蔓巻きの山刀を指し、赤ら顔だった斧定九郎を、白塗り顔、黒羽二重の単衣(ひとえ)に白献上の帯、朱鞘の大小を落とし差し、腕をまくって尻からげに白塗りの脚のずぶ濡れ浪人姿にアレンジし世界で最初に口から血糊を吐いた、迫真のシーンになったみたいです。 

 

でも、講談の世界では、迫真のシーンを感じて、客席はシーンとなったまま、仲蔵は、客の静まり返ったリアクションも数日に及んだのを、所謂「客に蹴られた」と誤解し絶望感に浸る場面、水を打ったように静まり返る場の緊張感に赤ん坊が急に泣き出すシーンもなかなか圧巻演出です。 

 

そんな中仲蔵は落語ではカミさんと相談して、挙句に伯山バージョンは首をくくろうとする 

首をつる木を探して、芝居の評判を聞いたわけです。 

 

ここで、シーンと静まり返ったお客の対応の意味を知るわけです。 

この後、大好評になって、屋号は堺屋(のちに榮屋) 後に大看板「名人仲蔵」になるわけです。 

 

落語はいろいろと聞いたが、この時の六代目神田伯山の講談の出来は、大変良かったですね。 

落語では、この後の「淀五郎」でも、苦労人の仲蔵の淀五郎への指導で、いい判官になったことになっています。 

 

落語では、三遊亭圓生さんの「淀五郎」は、諭しのシーンが、胸に刺さります。 

怒るわけでもなく、淀五郎の悩みを聞きながら、その苦悩からの脱出を手助けします。 

この「中村仲蔵」の講談を聞いてから、三遊亭圓生さんの「淀五郎」を聞くと、更に円熟のある名人の深みを感じますね。 

 

焼きのりから、話がそれましたが、おにぎりもお結びも、塩がなければ、成り立ちませんよ。 

塩つながりの話になって、白ごはんの旨味がマシマシです。 

 

4歳児ゆうゆうは、一心不乱に、浜磯印の海苔の巻いたおにぎりを食べてました。 

おにぎりが来るまでは間があったので、ゆうゆうの所に持って行ったときは、5分も待たせていないのにうむ、待ちかねた」言わんばかりでした。(チャンリンチャンリン デンデン!!) 

 

美味しゅうございました。 

 

親子3人のささやかな暮しに感謝して暮させて貰っています。   

ありがたいことです。 

 

ささやかな「よかった」を探せて暮させてもらっています。   

ありがたいことです。   

   

日々の暮らしの中、心の三毒を廃し、平穏無事に暮らしたいです。   

神仏に手を合わせて、感謝して暮らさせてもらっています。   

ありがたいと感謝です。   

   

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