長年暮らしていた京都では、何か物足りない時には、「豆腐と狂言」と言われいたようです。
♪されば されば ござる~
街中の行事で、何か座興の中に、何やら足りないと言えば、すぐに狂言を入れていたと聞きます。
そう言えば、伏見稲荷さんの大祭でも、能舞台がありますので、こちらで狂言をしていたのを何度か見ましたね。
なかなかに楽しいモノです。
何とも言えず、ライブ感が楽しいです。
そして、最後は豆腐です。
おかずに、もう一品欲しいとなれば、豆腐ですね。
それも、一番手軽な冷奴です。
水気を切って、天に鰹節に、おろし生姜と葱を添えると、立派な一品になります。
酒が進みますね。
それに、お手軽と言えば、ホウレン草なお浸しですね。
ボイルして、水気を箸を使って絞って、後は同じ長さにカットして、まとめて盛り付ければ出来上がりです。
冷奴と同じで、天に鰹節でも盛り付ければ、酒のつまみが出来ます。
落語にも、「青菜」がありますが、青菜ですから、ホウレン草の時もありますよね。
醤油を掛けてもいいし、すこし品よく出汁醤油にしてもいい、ポンズも悪くないです。
これで、1合呑めますよ。
私は、ホウレン草が好きです。
玉子炒めにしても美味い。
変わり種なら、マヨネーズで炒めて、ポンズで掛けて頂く「マヨポン」も、ビールに合いますね。
どちらも、一味はフリフリして貰いたいです。
いつものように、冷蔵庫と相談してみると、小量のホウレン草が残っていました。
それならと、我が家の定番の焼きそばに入れてみました。
天の目玉焼きとも相性がいいです。
ソース味にしてもいいし、醤油味にしてもいいし、中華味にしても、相性はいいですね。
肉の変わりにソーセージとも相性がいいです。
焼きそばにして見ると、青菜の嫌味がないです。
青菜の嫌いな人は、あの青臭い味と匂いが嫌だと言います。
子供の頃、ホウレン草と言えば、ポパイのアニメを思い出します。
ただ、ホウレン草の缶詰は不味いです。
最近では、冷凍のホウレン草が、お店でもよく使われます。
炒め物なら、問題ありません。
若い頃バイトしていたレストランでも使っていました。
バター炒めとか、美味しく頂けます。
ただ、旬の生のホウレン草には勝てませんが、冷凍ホウレン草は価格が安定していますので、店舗なら使うでしょうね。
ただ、和食屋さんでは、すこし難しいかもしれませんね。
素材の味が、安定しませんからね。
ホウレン草と言えば、もちろん、名前の通り漢字で書くと、「法蓮草」です。
南無妙法蓮華経のお題目の形に似ているからとも、一説には言われています。
確かに、そんな感じがしますね。
魚のホッケも、同じで、法華経の法華に由来すると言うのも、一説にあります。
鎌倉時代の日蓮宗の僧侶であった日持(にちじ)は、布教活動のために蝦夷(現在の北海道)に渡りました。 (大陸に渡った噂もあります)
その頃、名前の知らない魚が取れ始めたので、この名前の由来にもなったというのです。
因みに、ホッケは、漢字で書くと𩸽𩸽魚編に花と書くようです。
パソコンでは、字が見つけられても、表記しないことがありますので悪しからずです。
そう聞くと、日蓮大菩薩を信心している法華教系信者には、ホッケもホウレン草もありがたいです。
5歳児ゆうゆも、ホウレン草もホッケも大好きです。
ありがたい事で、良かったです。
好き嫌いをさせずに、何でも頂くのが、すべての食材に対しての供養ですからね。
そんなことも、食育の一環です。
親子3人のささやかな暮しに感謝して暮させて貰っています。
ありがたいことです。
ささやかな「よかった」を探せて暮させてもらっています。
ありがたいことです。
日々の暮らしの中、心の三毒を廃し、平穏無事に暮らしたいです。
神仏に手を合わせて、感謝して暮らさせてもらっています。
ありがたいと感謝です。