いろいろと整理をしていると、写真がいろいろと出て来ました。
2014年の『お守り刀 展覧会 特別展 現代刀匠二番勝負 二次元VS日本刀展』に行った時の写真が出て来ました。
公私ともに一番忙しくて整理できなかった時期ですね。
2015年2月に49歳で結婚、2015年11月の50歳で遅いながら人並みに人の親となりました。
少し回は離れたものの前回に続いて、紹介の短刀は、黒漆塗出鮫合口拵の短刀です。
黒漆塗出鮫合口拵の短刀は、清楚でありながら、格調高いと言うイメージが強いです。
拵も、刀身も鎺も見事ながら、古金具と鮫皮との取り合わせといい、品よく仕上がっていると感じます。
No.8 短刀 銘 (表) 龍神太郎源貞茂(花押) (裏) 平成二十五年八月
黒漆塗出鮫合口拵 刃長 24.4cm 反りなし
刀 身 安達茂文 金具 古金具
研 磨 井上 聡 漆塗 小山光秀
鎺 安達和喜 鮫着 伊藤屴夫
拵下地 水野美行
(敬称略)
作者の解説には、「今回は、八寸(24cm)の内に、何を表現しようか、又、何が表現出来るのかと言う課題に、取り組んでみました」と書き記されている。
短刀に於ける八寸の世界に、いろいろと自分の世界観を感じられます。
素剣の彫物が見られますので、これは不動明王の降魔剣を表すものですね。
不動明王の彫物は多く、不動明王の現世利益を求めるものであり、特に剣に巻き付き剣先を呑み込もうとする龍の意匠は、倶利伽羅(からくり)と呼ばれ、これも不動明王の変体ですね。
また、倶利伽羅剣は、不動明王の立像が右手に持つ剣であり、不動明王の象徴そのものであり、貪瞋痴の三毒を破る智恵の利剣であると聞きます。
龍神にご縁のある刀工の作としては、何ともご利益のあるありがたい短刀と言う事になりますね。
ナゥマク(帰命) サマンダ(普遍) バダラ(金剛) ダン(諸)カン(不動明王)
意訳 諸金剛に帰命し奉る。特に不動明王。
やはり、肌目までは記憶していませんが、大模様にうねるような月山綾杉肌、湾れに互の目乱れを交えた刃文のイメージする月山系の流れを感じますね。
素人の意見ですので、間違っていたら、お笑いください。
親子3人のささやかな暮しに感謝して暮させて貰っています。
ありがたいことです。
ささやかな「よかった」を探せて暮させてもらっています。
ありがたいことです。
日々の暮らしの中、心の三毒を廃し、平穏無事に暮らしたいです。
神仏に手を合わせて、感謝して暮らさせてもらっています。
ありがたいと感謝です。
『お守り刀 展覧会 特別展 現代刀匠二番勝負 二次元VS日本刀展』(2014年)の「お」