本当に、12月の師走らしくなってきました。
今日は、極月半ばの14日、そう赤穂浪士の吉良家討ち入りの日です。
正確には、明日の未明の明七ツ(午前4時くらいに)戦闘開始のようです。
明六ツ(午前6時くらいに)、吉良家を後にしています。
2時間ばかりで、戦闘終了しました。
五ツ半(午前9時)に、亡君の眠る泉岳寺に到着しています。
最近の研究では、亡君の墓の前で、全員が上野介の首を前に、首を採るような儀式をしていたとも聞きます。
赤穂浪士について、いろいろな解説があります。
何故、禄高の低い家臣が多く参加したのか?
そんな疑問に、ある書物では、再就職が目的だった言うのです。
名を上げて、他家に仕官するために、討ち入りに参加したと言う事ですね。
これはないと思います。
吉良家に打ち入ったからには、幕府に対するテロ行為ですから、処断されるのが、本筋です。
ただ、赤穂浪士除名に方に、学者の意見が傾いていたのも事実です。
それを、荻生徂徠の意見を綱吉が取り入れて、46人切腹の沙汰になったと言うことになります。
武士道とは、死ぬこと見つけたりっていうあの有名な葉隠の一節もありますからね。
武士は名誉の為に、死を選ぶこともあります。
荻生徂徠と言えば、落語、講談、浪曲などでも有名な「徂徠豆腐」があります。
講談の「徂徠豆腐」と言えば、市井の町学者であって、その日の糧も得られず、豆腐屋の豆腐やおからで、生き延びていたことがあるという話です。
一龍齋貞心さんの講談が、「徂徠豆腐」私の中では好きですね。
豆腐屋の上総屋七兵衛とそのおかみさん、それに大工との棟梁、それに荻生徂徠の絶妙なセリフの言い回しが、何とも言えず、コミカルさと律儀に恩を返した徂徠に、泣き笑いしそうになります。
お店が火事で燃えて、おからや豆腐の出世払いの代金に、当座の生活費やお店を再建してくれる夢のような話です。
ちょうどその頃に、赤穂浪士の討ち入りがあったという話の設定ですね。
荻生徂徠と言えば、私の中では、俳優さんの西村晃さんのイメージです。
徂徠豆腐とは、似てもに使わないですけどね。
いろいろと調べて、「徂徠」の名は『詩経』の「徂徠之松」に由来しているのを知りました。
また、徂徠は多くの門人育て、その学問は「徂徠学」と言われており、その影響力は幕末まで続いて、西洋哲学者のあの西周は徂徠学を学んでいたと聞きます。
西周は、造語の名人ですね。
哲学や宗教と言う言葉も、この方の西洋の言葉の和訳と言うか、造語ですね。
今も多く使われています。
あの森鴎外の親戚です。
西周のいとこの子供「従甥(じゅうせい・いとこおい)」が、森鴎外のようです。
因みに、いとこの子供が女性の場合には、「従姪(じゅうてつ・いとこめい)」と呼ぶようです。
日本語は、難しいです。
偉大な学者が、脈々と繋がっています。
禅の門人も同じような気もしますね。
そう言えば、我が家も最近、豆腐をよく食べますね。
鍋には欠かせません。
徂徠豆腐の中で、「豆腐程ありがたいモノはない。皮もなければ種もない・・・」、そんなセリフがあったと思いますが、この年になると豆腐の旨味がしっかりと感じてきます。
子供居ますので、夕飯に湯豆腐と言うことに出来ませんが、晩酌のお供なら、小鍋仕立ての湯豆腐も乙なモノですね。
熱燗が進みます。
鍋と熱燗で暖をとりたいものです。
そして、我が家のエコ暮らしです。
今月請求の11月の我が家の電気代です。
使用量122kwh (10/13~11/11)の30日間
請求金額 2,788円(消費税253円含む)
内 燃料費調整額 54円83銭、再エネ促進賦課金 409円を含んでいます。
一軒家にして、大健闘です。
親子3人、人並みに暮らさせて貰っています。
今回の請求は、ガスと電気をまとめましたので、電気代は1か月遅れで請求されています。
一まとめにして、安くなったのかどうかは不明です。
はっきりとしてことは言えません。
昨年度と比べてみても、もう少し無駄を排除できることは出来ますが、無理をしない程度に暮らしています。
あまりやり過ぎると、エコでなく、エゴになりますからね。(笑)
親子3人のささやかな暮しに感謝して暮させて貰っています。
ありがたいことです。
ささやかな「よかった」を探せて暮させてもらっています。
ありがたいことです。
日々の暮らしの中、心の三毒を廃し、平穏無事に暮らしたいです。
神仏に手を合わせて、感謝して暮らさせてもらっています。
ありがたいと感謝です。