週末に、スーパーに買い物に行った時、鶏皮が売られていたのを見て、焼き鳥をしようと思い立ちました。
それならと、もも肉と白ネギも買いました。
ついでに、良さそうなせせり肉も買って来ました。
家族3人なら、ちょうどの量加減だと思ったからです。
7歳児ゆうゆうは、焼き鳥が大好きです。
この日は、一番好きな串焼きの焼き鳥にしてみようと思ったのです。
ゆうゆうはハイテンションになります。
親父の酒の肴みたいなものが好きです。
この日は、鰤と本マグロの刺身も添えて、私的には居酒屋さんでの飲食の心持でした。
鰤も美味かったし、本マグロも中トロみたいな部位が、手頃な価格で手に入りました。
焼き鳥も、私が家で20串以上を打ちます。
コスパ最強です。
私の担務は、仕込みと焼担当です。
仕上がりから見ると、定番のねぎまです。
もも肉とネギを交互に串に刺していきます。
ただ、簡単な暗黙のルールは1つです。
串の最初と最後は、鶏肉に決まっています。
この日は、嫁が塩にして欲しいと言ったのですが、こちらの手順でタレにしました。
あえて、タレしたのです。
一番右の串が、せせりの串です。
後の串は、鶏皮の串です。
彩りがありません。
塩ならもっと仕上がりがシンプルになります。
家のコンロで直火で焼き鳥焼いたら大変です。
煙でキッチンが大変な事になります。
勝手口の所に屋根がありますので、炭焼きなら、この場所になります。
ただ、今回は、後片付けを考慮して、フライパンで焼きました。
焼いたものを、クリルに移して焦げ目を付けて、作ったタレに潜らせて、再度グリルの直火に当てて、焼き鳥風にしました。
せせりも鶏皮も同じです。
味の基本は、酒とみりんと砂糖と醤油です。
砂糖をザラメにするともっとそれらしくなります。
子供も食べますので、味を濃すぎにしないように注意が必要です。
もちろん、タレになるように、水溶きカタクリでトロミを付けて、なんちゃってに仕上げています。
家で本格的な焼き鳥は、難しいですからね。
串の焼き鳥は、どういう理由か分りませんが、娘が喜びます。
鰤とマグロの刺身も、娘が喜びます。
無邪気に喜ぶんですね。
ただ、好物なだけと言われても、串の焼き鳥が好きって、刺身盛が好きって、どうよって感じです。
家飯は、基本居酒屋さん風です。
娘か無性に喜ぶと言えば、先日見た落語の「天狗刺し」ですね。
若手で上方の女性落語家と言えば、桂二葉さんよね。
二葉(によう)さんの天狗刺しも荒唐無稽な話です。
儲け話を思いついて、手付金まで支払って、新しい食べ物屋を始めるというけったいな阿保が1人います。
それで相談しようとやって来るところから、話がかみ合いません。
天狗刺しのすき焼き屋をやろうと言い出します。
天狗と言っても、鼻の長い天狗ではなく、その周りを飛び回る烏天狗の方です。
鳥刺しならぬ、烏天狗の鳥刺しです。
それをすき焼きにして食べさせようと言うので、美味いかどうかは不明です。
ただ、評判になります。
面白い企画です。
それで、いつもの御隠居さん的な立ち位置の相談者に、相談しに来ました。
「烏天狗が居る場所を教えてもらいたい」という話です。
天狗で有名なのは、京都の鞍馬山です。
挙句に勘違いして捕まえたのは、お坊さんです。
二葉さんの好きなアホを誇張した上方らしい落語です。
落語の途中で、「天狗裁き」触れますが、あそこは扇子を縦に持って、「始め女房が聞き、友人が聞き、大家が聞き・・・」と米朝さんスタイルの奉行の台詞を言って貰いたかったですね。
アホと賢の対比が、更に落語を笑いのツボに誘いこみます。
天狗刺しの焼き鳥はないでしょうが、家で楽しむ家族での焼き鳥屋さんごっこも楽しいモノです。
よそ見している間に、焼き鳥が減っています。
ここにも、娘に弱いアホな父が居ます。
親バカだと笑って下さい。
親子3人のささやかな暮しに感謝して暮させて貰っています。
ありがたいことです。
ささやかな「よかった」を探せて暮させてもらっています。
ありがたいことです。
日々の暮らしの中、心の三毒を廃し、平穏無事に暮らしたいです。
神仏に手を合わせて、感謝して暮らさせてもらっています。
ありがたいと感謝です。