''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

映画『小川の辺』を手に入れたので、娘と二人して観ました より。 

娘は、7歳児ゆうゆう、4月からは新2年生です。 

少し変わっていると思います。 

父が変わっているので、娘もその影響が強く受けているのでしょう。 

 

父が時代劇が好きなので、YouTubeも一緒に見ます。 

その為か、映画もよく見ます。 

好きな映画はと聞くと、『椿三十郎』だと言います。 

もちろん、織田裕二さん主演の森田芳光監督モノです。 

もともと、1962年に公開された黒澤明監督『椿三十郎2007年リメークです。 

 

何故、ゆうゆうがこの映画が好きなのかと言えば、イケメンが多く出演されているからです。 

そんな理由です。 

トヨエツも、 松山ケンイチさんも、好きですね。 

 松山ケンイチさんを見て、「大吉」と呼びます。 

映画『うさぎドロップ』の大吉が大好きです。 

 

 

今回、映画『小川の辺』(監督 篠原哲雄)を手に入れました。 

主演は、戌井朔之助役 東山紀之さんです。 

なかなか凛々しい藩士で、時代劇には合いますね。 

中村主水でなく、大岡越前辺りから、しっくりと時代劇と年齢があってきた感じですね。 

 

映像も綺麗に、映画全体の雰囲気も良かったです。 

脚本の出来は、少し評価の別れる所でしょうが、私はあともう少しという感じでした。 

 

ただ、北川景子さん主演の藤沢周平映画花のあと脚本長谷川康夫にも名前が連なります。 

私もこの映画は好きで何でもDVDで観ています。 

とても、画が、きれいです。 

北川景子さんの稽古着を来ての、剣の裁きも様になっています。 

「小太刀を少々」って感じです。 

 

でも、共演者の片岡愛之助さん、尾野真千子さん、藤竜也さん、松原智恵子さんと、名優さんが連なります。 

もちろん、菊地凛子さんの殺陣の立ち合いの所は、迫力がありました。 

スタントなのか、本人か本人なのかは、引いた所からの撮影ではっきりしませんでしたが、出来は良かったです。 

 

藩命で、脱藩した親友の佐久間(片岡)を斬りに行く役目が、戌井朔之助(東山)のお役目です。 

勝負は、互角の腕前です。 

友を斬るのも、嫌ですが、それ以上に佐久間(片岡)の妻は、戌井朔之助(東山)の妹です。 

 

佐久間を斬れば、妹の田鶴(菊地)も手向かって来ます。 

妹の田鶴も剣術の腕は、相当のモノです。 

ですから、戌井朔之助(東山)と妹・田鶴(菊地)の勝負も見どころです。 

佐久間(片岡)以上に、妹・田鶴(菊地)の剣さばきは、キレキレです。 

 

小太刀を少々と言うモノではありません。 

女剣客みたいな勢いで、手向かってきます。 

戌井朔之助(東山)も藩随一級の腕前であれば、斬られることはありませんが、容易に切り捨てることも出来ず、思案の剣さばきは、なかなかのモノでしたね。 

 

藩命を受けた時には、場合によっては、妹・田鶴(菊地)を切り捨てなければならなくなると言う予感がありましたね。 

実際のシーンでは、妹は斬らずに納めたいと言う気持ちで落ち着いていたと立ち会っていたような出来上がりです。 

 

もともとは、藩主が愚主であっただけです。 

無意味な農政改革にして、失敗が続く中、佐久間(片岡)が、農政政策の意見書を差出して、これが裏目に出て、逆に藩を追われる身になったのです。 

 

更に、腹の怒りが治まらぬ藩主は、藩命で佐久間(片岡)を斬れとの上意が出て、義兄弟の関係にあった戌井朔之助(東山)に白羽の矢が立ったと言うわけです。 

ストーリーは、どこにでもよくある話です。 

 

ただ、この映画の見せ所で一番良かったのは、新蔵(戌井家の奉公人)役の勝地涼さんでしょうね。 

当の本人の人生でも、いろいろな事がありましたが、良い役者の予感がします。 

この奉公人の新蔵(勝地)の存在が、この複雑な人間関係を解決する糸口になることになります。 

 

戌井朔之助(東山)と妹・田鶴(菊地)と奉公人の新蔵(勝地)の幼少期時からの関係、実らぬ二人の妹・田鶴(菊地)と奉公人の新蔵(勝地)の恋心、旅する10日の間に、いろいろな心の内を、戌井朔之助(東山)と奉公人の新蔵(勝地)の会話を通して、紐解いていくことになります。 

 

その上で、戌井朔之助(東山)への妹・田鶴(菊地)の手向かいを見れば、どこかにあった落し処をどうするのか、ヒヤヒヤしながら見ていた気がします。 

隣で、7歳児ゆうゆうも、静かに観ています。 

会話をしたりしません。 

 

多分、イケメンに目が行っていたと思います。 

東かな、勝地かな、愛之助かな、いえいえ、藤竜也さんの表情を一番じっと見つめていました。 

渋めが好きな7歳児でした。 

 

ストーリーもさることながら、ロケ地の山形県庄内地方風景が印象的でしたね。 

日本の原風景が、そこにあった感じです。 

この映画では、山に、川に、田園風景に、キャメラがそれらを包み込みながら、話のストーリーのアクセントになった気がします。 

 

最後の結末は、実際に観て感じ取って下さい。 

これあり、それともなしって感じです。 

どうしても、ハッピーエンドに終わらせるなら、こんな飛び道具も使うのでしょうかね。 

原作は、どうなっているのかは、読んでいないので、不明です。 

 

7歳児の娘とこんな難しい映画を観るとは、思わなかったです。 

映画を観ながら、いろいろと質問されると困る事はありましたね。 

父と娘の時間でした。 

 

親子3人のささやかな暮しに感謝して暮させて貰っています。               

ありがたいことです。             

             

ささやかな「よかった」を探せて暮させてもらっています。               

ありがたいことです。               

               

日々の暮らしの中、心の三毒を廃し、平穏無事に暮らしたいです。               

神仏に手を合わせて、感謝して暮らさせてもらっています。               

ありがたいと感謝です。               

               

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