''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

白壁蔵 生もと純米を吟味する

松竹梅から発売されている日本酒です。
昨日、よく行くスーパーで購入(1080円)です。
ちょっとそそられる雰囲気が私を呼び止めました。
「おいしいよ。買ってって」 
そう話しかけられたような感じがしました。財布の中身も許せたので購入決定です。

松竹梅は、宝酒造の日本酒です。本社は京都市伏見区です。しかし、この白壁蔵は神戸の灘にあるようです。松竹梅の中にあってもブランドでもあり、味の方でも力が入っています。ネットでちょっと調べたところ知らないことも多いですね。
生もとづくりというと昔ながらの古いタイプの作り方です。それくらいは、酒呑みは端くれとして知っておりました。
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酵母や乳酸菌などの微生物の働きを巧みに利用してつくる、清酒の伝統製法「生もと造り」による冷飲用タイプの純米酒。生もとならではの、複雑味や凝縮感がありながら口あたりまろやかでやわらかい味わいが特徴。(松竹梅 白壁蔵のホームページから引用)
http://www.takarashuzo.co.jp/tkr-shohin/cmn_p_detail.php?p_prodid=1450←詳しいデータ

白壁蔵の全ての酒造りに使用されている水は、六甲山系に清められ兵庫県西宮から湧き出る井水「宮水」。その発祥の地からそうよばれ、そもそも天保十一年(1840年)山邑太左衛門が酒の味の違いに仕込み水が大きく関わることに気付き発見されるに至った。宮水は、適度なミネラル分と味や香りの劣化の原因となる鉄分が少なく、発酵を促進しキレのある旨さをもつ酒を造り上げることから、「男酒」として親しまれている。(松竹梅 白壁蔵のホームページから引用)

伏見は、伏し水が語源です。ですから、やわらかい口当たりです。その水で作った伏見のお酒は、女酒とも呼ばれます。灘は男酒ですね。そういう意味では双方のエッセンスが詰まったお酒かもしれません。

まずは、味を吟味です。
なんとも腰ががあって、ミネラルを含んだ宮水です。
水の味が分かります。水の出自がはっきりとします。ワンカップとは違います。
咽越もいいです。香りも高いですね。生もと独特の麹の香りもします。好き嫌いのハッキリする所ですが、私にはちょっどいいですね。

美味いです。酒自体の味かうまいです。米のうまみと水のうまみを、そのままに古来の酒のうまさを再確認です。残念ながら燗酒には向かないようですね。冷がうまいです。なかなかよく出来ています。肴は、水炊きとたこブツです。たこ好きですね。大きめにゴロッと切ります。たこの食感を楽しむ為です。こちらともこのお酒大変相性がいいですね。

水炊きもポン酢にくぐらせ、口中へとマジックタイムです。この余韻にこのお酒がお供します。持ち味を消し合いません。ポン酢とも仲良しこよしです。香りの競演、色香に冒されたような夢見ごこちです。

水炊きの鳥のうまみを吸った白菜がご挨拶です。こちらもうまいですね。ごく普通のスーパーで売っている白菜が、鳥のうまみとちょっとした手間とお酒のコラポによって、私にはご馳走に早代わりです。豆腐も忘れることは出来ません。

スーパーで買えたお酒の中では、うまいと久しぶりに感じた一本です。
残念ながら、そのスーパーでは最後の一本でした。
こんなお酒に感謝です。鍋にもこころも体も温まりました。
おいしいもの食べると元気になります。

最後までお付き合い下さいましてありがとさんです。心よりお礼申し上げます。