''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

正月に見る古来の習慣

皆さん、初詣に行かれましたでしょうか?
神仏に手を合わせることは良い日本の古来からの習慣です。
私も東福寺近くにある滝尾神社さんに行きました。私のブログにも幾度と登場します。
小さいながら立派な神社さんです。参詣は数人です。この神社さんには三嶋神社さんもお祀りされています。
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この神社さんの彫り物の凄いことにびっくりします。彫り物の眼にガラスが入っています。
ここの祭神には、猿が狛犬と一緒に一対います。見ざる言わざる聞かざるのあの猿です。
すこし変わっています。
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神社の説明書によりますと、大丸と縁のある神社です。
京都の豪商・下村彦右衛門正啓(大文字家=大丸百科店前身創業者)は、瀧尾神社を厚く崇敬し、元文三年(1738)以降、数度にわたって社殿の修復を行っています。以来、大文字屋(大丸)の事業成功は、瀧尾神社の神徳のおかげであるとして代々の下村家は社殿の維持管理を援助していきます。

大丸の発展もこの神社さんのご加護によるものも一つの要因だと考えます。
この神社の拝殿には龍の彫り物が上から吊るされています。圧巻です。
実際に見てみるその凄さが分かります。一見の価値ありです。

そんなこんなで、いつもの本町のさくら湯に初風呂入りに行きました。
いつもながら、中庭の露天風呂が心地よいです。昼間の少し肌寒い、時折霧雨降る天候でした。頭だけお湯から出しての露天風呂もたまりません。ここにも非日常が感じられた正月です。

正月に「お節料理」たべますよね。地方によって多少の違いはある物の日本中どこでも安価に手軽に手に入るものばかりです。それぞれにダジャレがついた意味合いです。しかし、そのすべてが五穀豊穣であったり、子孫繁栄であったり、ゲンのいい言葉に掛かっています。

さて、この「おせち」とは何かわかりますか?
「おせち」とは「節ぶるまい料理」の略です。
「節ぶるまい」とは、節日をお祝いする料理です。
節日とは神様が天から降りてこられる日です。
つまり、神様と私たちがともに食事するための料理、これが「節ぶるまい料理」、つまり、「おせち」です。

諸説あります。しかし、節日、平たく言うと節句です。年に五回の節句です。その最初の1月1日、今年最初の神さまと共に食事をする機会です。中国の習慣の「春節祭」と一緒です。中国から入って来た習慣です。

節句は、節供とも書きます。
もともと特定の日に神に食物を捧げることを意味していましたが、徐々に特定の日を節句と言われるようになって行きます。

江戸時代には、正月7日の「人日(じんじつ)」、3月3日の「上巳(じょうし)」、5月5日の「端午(たんご)」、7月7日の「七夕(しちせき)」、9月9日の「重陽(ちょうよう)」の5つをまとめて「五節供」と呼ばれているようですね。

この他にも節句と呼ばれる日はありますが、これが基本のようです。
11月11日も奇数が被っていますが、こちらは節句とはされていないようですね。

5は中国ではゲンのいい数字です。
思想や宗教的にも5は意味ある数度です。
陰陽五行にも大きく関係します。

一週間は7日ですが、曜日の「日」と「月」の他は「木、火、土、金、水」は陰陽五行の基本そのものです。ここにもこの思想の影響があります。自然の摂理がこの5つで出来ているという思想です。

木が燃え、火となり、土になり、土の中から金が出て、金の中から水が出る、そして、木が水を吸って成長する。この繰り返しです。占いなどにも影響しています。

まあ、要する五節句と語呂がいいでじょう。それに中国では9が一番上の数と考えられているようです。ですから11月は却下ですね。

神さまと一緒に食事をする喜びもありますよね。
古来の神はもっと近くにある存在でした。今は困ったときと正月しか関係しませんけどね。
日々の生活のなかで、神仏は身近に生きています。

生かされていることに感謝の気持ちも忘れずに持って行って下さいね。
きっとこの1年素晴らしい一年にありますように、お祈りいたします。
最後までお付き合い下さいましてありがとさんです。