麦とろと牛タン

大塚愛ちゃんの歌のタイトルみたいですかね。
それとも「麦と兵隊」とかのおじいちゃん演歌でしょうかね。
純粋に食べ物の話です。

京阪電車、伏見桃山駅を下車すると、そこが大手筋です。
伏見の町の大きな商店街です。
東西に商店街が連なります。西に向かってゆっくりと坂道になっています。駅から東にはアーケードがありません。東へ行くと御香宮さんです。

御香宮さんの参詣いや正確には桃山天満宮さん参詣の帰り、お腹が空きましたゆえ、とあるお店に潜入です。

そこの一押しに牛タンと麦ごはんととろろの定食がありました。
丹波でとろろを食べてから、これもなかなかと食べず嫌いがなくなりました。それ以来、機会があれば麦とろ食べています。

ここの麦ごはんもとろろもなかなか美味いですね。
食べよい感じです。麦ごはん苦手な方多いですが、麦の茶色い線が見えるぐらいで、味は普通のごはんぽいですね。色も付いていません。

まずいものでなくヘルシーですで、美味しいですね。とろろもコクがあって変な青っぽい匂いはありません。もちろん、とろろ自体の香りはあります。舌触りもなかなかです。

麦ごはんにかけて、麦とろごはんもつるつると心地よい食感です。香の物も他の店よりは多めに盛り付けてもらっています。香の物も麦とろにアクセントになります。

卵スープもすこしとろみがあり、お味も結構です。美味しゅうございます。
写真の奥に見せるお銚子は「英勲」本醸造の燗酒です。
こちらの按配も大変宜しかったです。

ここから少し辛口コメントです。
メインデッシュは何でしたっけ?
牛タンでしたよね。これが名物にも関わらず、これが最悪です。
温かくないんですよね。
微妙にぬるい感じです。
熱々を食べてこその焼肉、牛タンです。
冷えての持ってくるとは最悪です。

お正月なんでバイトさんでやっておられたんだと思います。バイトでもいい。
美味しいものは、美味しい内に客に出せ。温かい物は、温かい内に客に出せ。バイトでも正社員でも同じです。職人でも追廻でも、仕事に対する態度は一緒だと思います。

残念です。熱々なら美味かったと思います。
よっぽどのことがない限り、どの店にも、二度足を運びます。もう一度来た時は美味しい牛タンであって欲しいです。ささやかな願いを込めて店を後にしました。
恒例のお店の名前出しは、ありません。

日々の生活にいろんなことがあります。
がっかりすることも、しばしばです。
でも、くよくよせずに、なるべくいいとこ探すようにしています。
麦とろは美味しかったと思います。それだけで良かったことにします。
ささやかな「よかった探し」です。

「よかった探し」はどこにでも落ちています。
「感謝」と「ありがとさん」は、「よかった探し」のアイテムですよ。
今日もささやかなことを幸せと感じて生きて行きたいです。

最後までお付き合い下さいまして、本当にありがとさんです。