''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

名店 老祥記 神戸元町より

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昨日は、我が家のオフ会に触れました。
とりあえず、神戸元町中華街の中心にある豚まんの老祥記に入りました。
いつも人の列が凄くて圧倒されます。
私たちが着いたときには、行列もなく店内にも数人でした。
そのため店内で頂くことに成功です。

店内で頂くと、とき辛子、醤油、ソースが置いてあります。温かいお茶も出しもらえます。
店内は16人しか座れませんね。ですからほとんどテークアウトでしょうね。
お土産か差し入れか分かりませんけど、9000円分ぐらい買われていた人がいました。

一皿3個がこの店の単位です。一個80円で、一皿240円ですね。お一人必ずこの単位です。大きさは小さく、直径6~7センチぐらいでしょうかね。小ぶりで一口はちと厳しいですね。二口なら食べられますよ。
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とりあえず、小皿に醤油と辛子を用意します。
まずは何もつけずに頂きます。皮がうまいです。もちもちとした食感ですね。皮自体がうまいです。餡の部分にたどり着くとしっかりとした豚肉の味です。肉団子のように細かい野菜が入っています。ネギは入っているようですね。キャベツぽい物も感じるようでずか、ここはそこまでゆっくりと食べる間がありません。とにかく店が込んで着ました。

次に小皿の醤油に次の肉まんを付けてパクリと食べます。
やっぱり豚肉の香りがいいです。豚の脂も練り込まれていますね。ショウガの香りも少しするような気がします。皮がこの肉団子を包み、肉汁を出さないようにしています。皮の香りと豚肉の香りがコラポしています。小さい肉まんに小宇宙を見つけました。

3個は、ものの3分で完食です。とりあえず、荷物を足元に置き、ジャンパーも着たまま、マフラーも付けたままでの慌しい時間です。お茶で口中の脂分を流しこんで店を後にしました。
テークアウトしてゆっくり頂くのもありですよ。値段も手頃です。お腹も十分大丈夫です。次の店にもまだまだ行けます。
なかなかの逸品です。あの皮の食感がいいですね。
テークアウトしてすぐに食べないと冷めてしまいます。熱々を食べるのが一番です。

豚まんなどを含めて饅頭を普通日本では饅頭といいますが、中国では違います。饅頭、つまり「マントウ」は、中国では中になにも入っていないパンのようなものです。甘くないメロンパンみたいなものです。

主食です。特に北京なんかの北の方では、ごはんでなく小麦を食べます。米が取れないからですね。米文化は南の温かいところの文化です。
餃子を含めた小麦文化です。

日本の肉まんみたいなものは、包子(パオツ)です。物を包み込んでいます。餃子は「チャオツ」ですね。包み込んでいるのは一緒ですが、形が違います。残念ながら餃子は大抵は水餃子です。中国では、基本に焼餃子はありません。

なぜか、焼餃子は茹でた水餃子の残った物を次の日に食べる家のまかない料理です。家で食べる残り物の食べ方です。すき焼きの次の日のすき焼きうどんやおじやと言ったところです。なんでもフライパンで炒めれば食べられますからね。

ちなみに宮廷ではものすごいご馳走が作られています。何十何百という料理が作られます。しかし、食べるのは一部です。食べ切れません。どうするか、捨てたりはしません。
下で働く家来が持って帰ります。持って返ってフライパンで炒めれば食べられますからね。家来も味が肥えています。中国にはこうした食文化もあります。合理的です。

焼餃子にはこうした経緯があるのです。でも今では焼餃子を置いている店もあるように聞いています。私が中国に行ったときにはなかったです。

話は戻って、どういうわけか具の入っていない饅頭を日本人は具の包んだ饅頭も含めて、饅頭と言う様になったみたいです。しかし、なぜ頭と言う字が入っているのかと言うと、今公開中の『レッドクリフ』にも関係します。

諸葛孔明が、川を沈めるために生贄(いけにえ)の人の首の代わりに、大きな饅頭をその代わりに使って儀式をしたからだと聞いた事があります。ちょっと、こっちは跡付けのような気もしますがね。とりあえずそう言われているみたいです。

そんなこと言われると饅頭食べにくくなります。
あくまでも名前だけです。美味しさに変わりはないですよ。
次の店でゆっくりとおやじさんの祝いの宴とします。

こんな名店に出会えて、感謝です。ありがたいです。
240円の幸せ見つけましたよ。値段じゃないね。
これで天下取れそうな気がしますね。そうすると味の方がね。

最後までお付き合い下さいましてありがとさんです。