''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

蟹(かに)を食らう。

昨日は休日でした。お湯に浸かりしばし癒されましたね。
その帰りいつものスーパーで夕餉の支度です。
何を食べようかと店内を一巡です。
カニの特売です。すこし小ぶりですが、いっぱいワンコインほどで購入です。
すかさずゲットです。
もちろん、カニ鍋です。あとは白菜と木綿豆腐と鍋の材料をともに購入していそいそと家路に着きました。

海の幸を使ったときの鍋の出汁(だし)は、昆布だしが基本です。
かつおだしでは、魚・魚とダブってしまいます。味がダブって本来の持ち味が出ません。
カニも同じです。昆布だしです。
カニさんと対面です。
イメージ 1

驚きましたね。
生きています。動きます。
手足は輪ゴムで縛られています。
大きさは、小ぶりながら立派です。
私に向かって「ヤポンスキー(日本人)」と威嚇しながらにらみます。
私は「カニスキー」です。(ここしか笑うとこないですよ)
もちろん、越前のタグは付いていません。
どうやら、おロシヤさんから来日のようです。

私の業物・愛刀(包丁)は、泉州堺の住、直次郎作です。
長い間使っています。
細身の造りです。よく切れます。まな板(木板)にも刺さります。
刺さったままにして紙を切ることが出来ます。軽く紙をひくだけです。力はいりません。

東寺の弘法さんで売っています。
大変お安い(確か1000円)です。なんと大小2本のセットです。
でも、切れ味はいいですね。あれから長いこと使っています。
実演販売のおじさんは大変な有名人です。毎月実演販売です。
木切れを包丁で切ります。鉈のように使います。刃こぼれしません。
鋼(はがね)で出来ていますので、当然錆びます。お手入れです。

この業物でカニの足を落としていきます。
関節を目安にすると簡単に切れます。
あっという間にさばいて、カニ鍋です。
白菜などの野菜、豆腐も入っています。葛きりも忘れません。
カニと昆布の出汁(だし)がよく効いています。
白菜がうまいです。豆腐がウマいです。葛きりも美味いです。
当然、カニも旨いです。
ささやかな幸せですね。今日は美味しい「よかった」がありました。

これにはやっぱり日本酒です。
カニ甲殻類は、独特のにおいがあります。
癖があるので、自称酒リエとしては、高知の「酔鯨」を持って来ました。悪くないですね。
イメージ 2

もちろん同じスーパーでお買い上げです。量も300mlサイズです。
呑み過ぎにも注意です。発泡酒ドラフトワンも当然容易です。
こちらのお酒も腰があるというのか、お酒の主張とカニの主張が程よくセッションです。
両者の持ち味を殺しません。

中東の国際問題もこうなってほしいものです。節に希望します。
どちらも国も、カニは食べないと思いますけどね。
アラブの民(イスラム)もユダヤの民にも、食事についての制約があります。
鱗のない魚は食べないように記憶しています。偉大な神の宗教的に教えです。
カニが魚かどうかは微妙ですがね。

幸せです。ブッタの民であってよかったです。
でも私は、罪びとです。生きていたカニさんをこの手で・・・。
人は食べ物を取らずに生きてはいけません。
これも人としての業(ごう)です。
残さずに食することが供養です。食べ物に感謝の念は耐えません。
ありがとうさんです。カニさん、ありがとさんです。美味しかったよ。

何かの犠牲の上に生かされています。
感謝の念と生かされている意味を感じたいものです。

最後までお付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。