''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

京都 蛸薬師堂の「たこ」を見た。

新京極通りを上がる(北に)と幾つかの細い路地があります。たいていは寺町通りへの抜け道です。人、ひとりが通れるほどの抜け道です。
いくつかの小さい通りを過ぎ、西側に続く大きな横の通りと出会います。

錦通りです。錦通りを西へ行くと、有名な京の台所、錦市場に進みます。
京野菜、漬物、お惣菜、玉子、魚を扱う店が軒を連ねています。そうそう包丁の有次(ありつぐ)もあります。ペーパー料理人(調理師登録済)として気分は高揚します。

今日は錦市場への誘惑を絶ってもう少し上がります。
すると西側へ続く蛸薬師通りに交わります。東側はお寺さんです。
これがこの蛸薬師通りの名前の由来でもある蛸薬師堂です。
名前の通り、薬師如来様を祀られています。
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蛸薬師の名は通称で正式には浄瑠璃山林秀院、永福寺といいます。
私の持っている地図には妙心寺と書かれています。このお寺の奥にもともとの寺があるようです。複雑な歴史があるようです。ここの経緯を詳しく書かれているブログもあります。
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この寺の由来書が掲げられています。
ポイントは、母孝行の善光という坊さんが、病気の母のために変装して、好物のたこのを買い求めたのが見つかった。
坊さんがたこを買うのも食べるのも罪ですからね。
そのたこを逃がそうとすると、そのたこの足が8巻の「妙法蓮華経」の経典に変わり、難を逃れた。その上、その母も病気が治ったので本尊の薬師如来さんを蛸薬師と呼んでいるということのようです。

薬師如来様は、西方極楽浄土阿弥陀如来に対して、東方浄瑠璃界の教主です。
確かに薬師如来様は、薬を扱う如来様です。医王としての別名もお持ちです。
水の瓶をお持ちです。薬の瓶ですね。
どんな病気も平癒させるお力があります。ありがたい仏様です。おすがりしたいです。
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こちらがそのたこさまです。


多くの方が触られるのでつるつるになっています。
木のぬくもりながら、ひんやりとしています。
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いい仕事してますね。
写真を見てもらうと分かりますよね。たこの足先がくるっと丸まっています。
芸が細かいです。

触った感じでは一位の木のような感じです。一位の木とは、「杓(しゃく)」などに使われています。
おじゃる丸」が持っていますよね。
「これ、杓(しゃく)」とよく問いかけていますよね。
神主さんとか、聖徳太子とか高貴な官位ある方の持ち物です。
両手で持っています。あれです。

おじゃる丸」と私は関係有りますよ。
どうしてって?
おじゃる丸」と”かんとうしょうえ”は、関係が有るかって、もちろん「プリン」つながりです。
おじゃる丸」は甘いプリン、私は、痛いプリン体が入っているのが好物でからね。
(ここしか笑うとこないですよ)

ささやかな散策で適度な運動です。
なにか目的はありません。
ささやかに「よかった探し」をしています。
今日も小さい「幸せ」に出会えました。ありがとさん。

最後までお付き合い下さいまして、本当に心よりお礼申し上げます。
病気の方おいででしたら、早い平癒をお祈りします。