''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

春を俳句で楽しむ。

「春水や四條五條の橋の下」 蕪村

 

こんなのがありました。
聞いた事がないですね。
でも多分蕪村が橋の下で宿をとったのかのかもしれません。
夜露をしのぐには最適ですからね。

 

鴨川の流れる水音に旅枕しながらの情緒です。
やはり粋な感じです。
イメージ 2

写真は正面通りの橋の下です。
次の上の橋が五条大橋です。
イメージ 3

ここが五条大橋付近です。
大き過ぎて蕪村の見た風景とは違います。
やはり正面橋の方がそれらしい雰囲気があります。

 

与謝蕪村は、摂津国東成郡毛馬村(大阪市都島区毛馬町)に生まれで、松尾芭蕉に憧れてその足跡を辿り東北地方を周遊したこともある。その後丹後、讃岐などを歴遊し42歳の頃京都に居を構えた。この頃与謝を名乗るようになる。母親が丹後与謝の出身だから名乗ったという説もあるが定かではない。

 

45歳頃に結婚し一人娘くのを儲けた。以後、京都で生涯を過ごした。
蕪村に影響された俳人は多いが、特に正岡子規の俳句革新に大きな影響を与えたことは良く知られている。
(出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』一部抜粋)

 

その橋の下には、ホームレスさんのお宅になっていることもあります。前はもっとありましたが、柵を作って通行を優先させる市政の建前です。

 

鴨川にはこうしたホームレスの人もよく見かけます。
汚い格好とは偏見です。
おざっぱりされて、中には犬を飼っておられる方も見かけます。
レジャー用の立派なテント暮らしもありますね。

 

不思議な感じです。
世俗と離れて生活する。
分かるような気もしますが、実際にやるのは大変です。

 

でも、最近こうしたホームレスの中を見かけます。
家は持たないが、銀行カードはお持ちです。
どこかに住所地をお持ちなんでしょうね。

 

なかには、年金暮らしのホームレスの方を存知といます。
夜は、いつもウナギセットです。時々ホームレス仲間とおいでです。
身なりもそれなりの普通の格好です。
でも、駅で暮らされているといいます。

 

駅のどこにおいでなのか不明です。
最初聞いたとき、冗談と思っていました。
周りの人が口々に言うので本当だと思います。
不思議なことがあります。

 

もしかして、どこかの酔狂な大金持ちかもしれませんね。

 

私は健康管理も含めて鴨川をよく歩きます。
すこしだけでも川の水面見ると心が落ち着くんです。
ですから、鴨川のそばを歩きます。
イメージ 1

鴨が夫婦のつがいで泳ぎます。
なかがよくて一生一緒だとも聞きます。
一匹では長生きできないとも聞きます。
情が深いんですね。

 

色のきれいな方がオスです。
地味な方がメスです。
人間世界と逆ですかね。

 

橋の下から見た風景は、情緒があります。
鴨川には多くの橋が架かっています。
ひとつひとつ個性がありますね。

 

橋のしたから、春を感じるのはなかなかの酔狂人です。
でも、そこ見える世界もあるはずです。
すべてこの現世です。
違った角度から見る春もいいかも知れませんね。

 

京都では、桜の春は盛りを過ぎましたが、まだまだ春は身近な感じます。
初夏にはまだ少し時間があります。
一瞬一瞬の四季の移ろいをいろいろなもので感じるそんな生活の心のゆとりが欲しいですね。
そんな四季のある生活に感謝の念が耐えません。
自然と共に、生かされていると痛感する瞬間でもあります。

 

最後まで長々とお付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。