''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

10年来の友 痛風くん

痛風は病気でありますが、この10年一緒に過ごした友でもあります。

1998年3月 発作が起こり、それから10年の歳月が過ぎようとしています。この間、一日たりとも忘れることが出来ませんでした。

食事時、お酒を飲むとき、暑いとき、寒いとき、日々発作のことが私の頭の片隅から離れませんでした。常に体調に気を使ってきたかもしれません。でも、悪いやつではありませんでした。何も言わずじっと見守ってくれた友でもありました。

飲みすぎに「その辺にしときなよ」「ほどほどに」と寡黙にじっと見守ってくれたのかの知れません。これからもずっと離れることなく過ごすことになると思います。

この10年色々ありました。2002年猛暑の中、熱中症になり脱水が過ぎ倒れてしまいました。血液検査の結果、血中のナトリウム等が著しく欠乏し、それに伴い尿酸値も17と最大値を記録することとなりました。しかし、日頃の節制もあり発作は起きず、ダブルの悲劇には至りませんでした。

痛風には水分補給が大切なのはどの方も言われております。ただし、補給の仕方も大切です。冷たいものはあまり飲みません。暖かいものを飲むようにしております。もしくは、常温のものを飲んでおります。日に2リットルを目標にしております。あくまでも一気に飲まずに小分けにして飲んでおります。それが上手に採るコツでもあります。

それにストレスと上手に付き合おうとしています。私は大変短期で「いらち」です。(「いらち」は関西で言うとこの、すぐにイライラする人のことです。落語にも「いらちの愛宕り」という話があります) ストレスが溜まり易い方です。こちらもクリアする必要があります。

禅の言葉、禅語に「白雲自ら去来す」というのがあります。雲はいつか自ら去って行くことをという意味です。それ以上に、困難やいやなこともおのずと解決する。そう私は解釈しています。しかし、他力本願ではありません。自分としてやれることをやった上で「通り過ぎるのを待つ」と考えています。

そう考えれば少し先が明るく感じれます。

私は、それをわが友「痛風」を通して学んだのです。