''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

えんどうを食らう。

先日、母に会ったとき、家で作ったスナップえんどうと絹さやをたくさん貰いました。
どうやって食べるか、いや食らうかはテーマです。

このブログで「○○を食らう。」と称するタイトルがよく入ります。
食べると言うのでなく、食らうとは食材だけでなく、そこにある季節もまとめて頂くと称する意味を持って表現しています。

食材の旬は、一番美味しい時期です。
でも旬は10日を表す言葉です。一月を上旬、中旬、下旬と3つの旬で表現します。
ですから旬とは10日を目安にする言葉と考えています。
すると、単純に考えて年36の旬を楽しめます。
四季のある日本の旬に感謝です。

今ある春の旬は筍ですね。
地域地域でその旬は微妙に違います。
その意味では、今では1ヶ月が旬の単位かもしれませんね。
ハウス物に至っては年中ありますが、本当の旬は地の物が美味しいですね。

郷里の我が家では、スナップえんどうと絹さやがなっているようです。
売り物にはしていませんので、畑で自分たちが食べるように作ったものです。
もちろん無農薬ですよ。

スナップえんどうは、固ゆでにしてマヨネーズで頂くといいですね。
この時期なら、ボイルしたえびとスナップえんどうのサラダもいいです。
彩りも綺麗です。
赤と緑の補色の関係は、真逆の色の配置です。
トマトを大きめにサイコロにカットして、イタリアンなサラダにするのもおしゃれです。

緑をお皿に添えると美味しく感じます。
料理を作るつくり手の考えですね。

そう意味では、魯山人織部や伊賀の緑釉皿が多いもの納得です。
皿自体が緑なら、そこにある素材を素材として楽しめる。
やたらな飾り付けは無用でしょうね。
一切の無駄の排除は、芸術の行き着く方向であり、終着駅のない終点でもあるように感じます。

そう私もお腹空きましたので、何か作ろうと考えました。

「そうだパスタにしょう!!」
太さは1.4mmの細めのスハゲッティです。
日清製粉グループ 「マ・マー」のパスタです。
パッケージの裏に「枝元なほみの手軽においしい ほほえみメニュー」が載っています。
時々見て参考にしていますよ。

そういうわけで、お手製の「スナップえんどうと新じゃがの和風パスタ」です。
イメージ 1

スナップえんどうを固めに茹でるようにすると持ち味が楽しめます。
新じゃがは皮付きです。こちらも固めに茹でて、後でくし型にカットしました。

オリーブオイルとサラダ油で新じゃがを軽く塩コショウして炒めます。
そこにスナップえんどうが「スナップえんどう、行きます」と声高々に一声かけます。
下味に塩を少し入れます。

後はスハゲッティを投入です。
手早くなじませて塩コショウです。
味は、ほぼ調っています。

仕上げは、ほんの少しの醤油です。
色が付いているのはトマトのソースの色でなく、和の醤油の色です。
仄かに付けて下さいね。味は塩が効いていますので風味付けです。

スナップえんどうとくし型の新じゃがを、交互に方向そろえて盛り付けです。
「出来上がり」です。
写真用に盛っています。

本当は、いっぱい炒めたのでテンコ盛り状態です。
塩味ベースなので塩気は十分です。
醤油の香りとえんどう香りが、とってもジャポネスクです。
シャキシャキ感が残ります。
もちろん、彩りと味のインパクトに一味唐辛子を振ります。

次の日のパスタにしました。
今度は、絹サヤとスナップえんどうを同じように炒め、前日より多めに和のテイストにしました。かつお節と刻んだネギをたっぷりのせて、細くマヨネーズを糸状に縦横の網目にかけました。

一見焼きそばかとも思いますが、味の風合い的には、そうまるでたこ焼きか、お好み焼きですね。
京都では、焼きそばは「おやじ」には到底及びません。
カレー粉振っても無理です。次元の違いを感じます。

それでも手作りした味はなかなかの上出来です。
細いパスタとかつお節、ネギ、マヨネーズ、醤油とそして一味唐辛子の絶妙のコラボです。
こちらは写真撮るのを忘れてしまい、食べてから少し後悔です。

もちろん、絹さやは卵とじでも楽しみました。
当分いいかもです。
えんどう食らい尽くした実感です。

春の味、故郷の味でしたね。
感謝。感謝の舌で味わう春でした。
ありがとさんです。

最後まで長々と下手な料理談議にお付き合い下さいましてありがとさんです。