''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

白いマスクと『タイガーマスク』

神戸を中心としてインフルエンザの感染が拡大しています。
私の住む京都もすぐに感染の枠に入ってくることでしょう。
既にこの記事アップの時にはニュースになっているかもしれません。
脅威です。

それ以上に脅威があります。
町中、誰もがマスクをしています。

コンビニの店員もお客もほぼ全員でしたね。
自転車に乗る人、歩いている人、マスクつけています。
ちょっと怖いですね。
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私の所属する仕事場も、今日から全員仕事場では、マスク着用です。
それも家を出てから家に帰るのまで、マスクの着用は会社の指示です。
しかし、関西圏では既にマスクが手に入らない状態です。

何なのでしょうね。
毎年の季節のインフルエンザの被害者の方がずっと多いのが現実です。
それも死亡者も毎年出ています。

今回のインフルエンザは国内では外国のような被害は出でいません。
軽い方なら自宅治療と言われるくらい、軽度の症状です。
入院された方も数日で退院されているようです。
これだけ広範囲に感染が拡大されてしまえば、手の打ちようがないです。
でも、脅威はこれからです。

前世紀、スペイン風邪の流行で膨大な被害者が出ましたが、今回の状況と似ていることもあります。
一度目の感染は浅く広く、二度目の感染が一気に拡大したように聞いています。
体の中で眠っていたウィルスが、いろんな複数の要因を基に突然全く別のものに変異するのでしょうね。

ですから、今回もじっとその推移を見守る必要があります。
流行廃れの問題とはしないで下さいね。
天災は忘れた頃にやって来ます。

あまり病気のことを話しても気が重くなります。
マスクと言えば、『タイガーマスク』でしょう。(なんと突拍子もない話です)

タイガーマスク』は、梶原一騎原作、辻なおき作画のプロレス漫画およびアニメ作品ですね。架空の覆面レスラーの話です。
巨人の星」や「あしたのジョー」と並んで、梶原一騎の代表作に数えられます。
当時の世相を反映した社会派の話です。今でも語り継がれる名作です。

主人公は、タイガーマスクこと伊達直人、孤児出身という少し不幸な境遇です。
悪役レスラー養成機関「虎の穴」の出身で、そのプロレスのファイトマネーを孤児たちの「ちびっ子ハウス」に寄付しています。

「虎の穴」と言う名前が、少し怖いイメージです。
原作者・梶原一騎命名の「虎の穴」の名前は、英国マンチェスターに実在した「ビリー・ライレージム」(カール・ゴッチビル・ロビンソンら幾多の名レスラーを輩出)の通称「Snake Pit」(蛇の穴)に由来します。

蛇と虎では、大きな違いです。
しかし、蛇は龍(ロン)です。
つまり、竜虎に由来します。強いもの象徴です。

悪事を働きながら、善行をなす。
悪と善は対立するものながら、紙一重です。
池波正太郎『鬼平犯科帳』にも同じような事を「土蜘蛛の金五郎」の事をいうシーンがあります。

「人なみに善いことをして見たくなるのだ。悪事によって得た金で善事をおこなう。それで、いささか、胸の中がなぐさめられる。申せば悪党の虚栄なのだ」

本来、善と悪はそんな関係のものかもしれません。
何をもって悪といい、何をもって善というのか、時代や思想によって大きく変化します。
今日の悪は、明日の善。また逆もあります。深い感慨に浸ります。

私も子供としてリアルタイムのテレビを見ていました。
もちろん再放送も含めてタイガーワールドにしたりましたね。

当時、中嶋製作所のタイガーマスクのソフト人形がヒットしていました。
お金持ちの友達と言えば、家にこの人形ありました。
タイガーのマスクを着けたりはずしたり出来ました。

タイガーだけでなくゼブラマン(ジャイアント馬場氏が扮する)まで持っていた友達もいます。ここまで来れば今風に言うとハイソ、いや超セレブです。
この人形は、当時の仮面ライダー商品と並び、アニメではトップレベルの商品化収入を誇っていました。

悲しいのは最終回です。原作とテレビでは違いがあります。
原作では、世界ヘビー級選手権会場に向かう途中、ダンプカーに轢かれそうになった少年をかばい、自らは死んでしまいます。
絶名する直前、最後の力を振り絞り、上着のポケットから覆面を取り出し、川に投げ捨てます。

最後まで「ちびっ子ハウス」の子供たちも含めて、タイガーマスクの正体を気づかれないようにとの最後の心遣いです。

英雄タイガーマスクの死として誰にも看取られないまま、黄泉への旅立ちです。
悲しい別れです。身につまされるものがあります。

エンディング『みなし児のバラード』 (作詞:木谷梨男、作曲:菊池俊輔、唄:新田洋/スクールメイツ) は名曲です。

♪あたたかい人の情けを 胸を打つあつい涙も~

大変暗い曲です。でも子供にとっては胸を打つ歌です。
今でもふと口から出ることがあります。(どんだけ落ち込んでるの?)

そのタイガーマスクが中学生の頃リングに現れます。
新日本プロレス初代タイガーマスク 佐山聡が1981年4月23日蔵前国技館でダイナマイト・キッドを相手にデビューした。タイガーマスクの世界です。

空中殺法が人気を博し、一大プロレスブームを巻き起こした。プロレス全盛期ですね。
ゴールデンタイムにはプロレスでしたね。新日プロレス、全日プロレス、国際とプロレスと、今では考えられない時代です。

初代タイガーマスク引退の約一年後、全日本所属レスラーの三沢光晴が2代目タイガーマスクと登場です。

この後もタイガーマスクは人を変えて出てきますが、この二人なくしてタイガーマスクはないですね。

当時初代タイガーマスク佐山聡と確信していた友達がいます。
このオタクも凄かった。懐かしいです。
(出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』参照、一部抜粋)

マスクはマスクでも、タイガーマスクとは何とも締まりません。
でも、インフルエンザに異常過敏になる必要はないと思います。
日頃の生活を見直すいい機会と考え直すと考えれば、それはそれでありです。

世情の不安を、このブログで笑い飛ばして頂ければありがたいです。
しかしながら、関西圏では深刻化しているのも現実です。
すぐに他府県にも飛び火します。
冷静な対応をして下さい。

それでも今日一日元気で過ごせますことに感謝の念は必要です。
「ありがとさん」「有我湯散」という薬になるかも知れません。
信じるものこそ救われます。ご自愛下さい。

最後まで、長々して記事にお付き合い下さいましてありがとさんです。