''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

ベスパ(Vespa)風に乗って、京都との町をプチ走る。

映画「ローマの休日」で乗っていたべスパのイメージでしょうかね。
私的には「探偵物語」です。

探偵物語」と言えば、松田優作の演じる工藤俊作、通称「工藤ちゃん」のP150X(ホワイト)を思い出す世代です。
服部刑事を演じる成田三樹夫さんを、はずして「探偵物語」を語ることが出来ません。

当時、その中での松田優作氏は、時代の最先端と言う感じがしていましたね。
ファッションとか見た目のスタイルだけでなく、生き方というかライフスタイルでしょうかね。
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いつかは、乗ってみたいそんなべスパです。
当時の男の子なら、乗って見たいと憬れたはずです。

しかし、べスパはメンテナンスも含めてある程度、自分で管理できる方用のマニアックなバイクです。
パーツも含めて、オーダーメイド的な要素を持ち合わせています。

アメリカのハーレーダビッドソンと似ているかもしれません。
自己の主張であり、オンリーワンな自分の分身の存在を感じます。
なかなか乗る機会がありません。

昨日、愛機のデービッド(国産スズキのスクーター)が故障して、ドックに持ち込みました。
デービッドは、最近の1週間前からの愛機です。

今まで長い間、体の一部と成っていた愛機ムラマサ(国産ホンダのスクーター)が走行距離5万を超え、あちらこちらに傷みが生じ、メンテナンスする費用が「えー」と言う値段になって、断腸の思いにて手放しました。

その代わりが愛機のデービッドです。
まだ正直、体に馴染んでいません。
一度乗ると10年は、いい関係を持つように勤めます。

「今日どう?」なんて会話もします。(変人ですから)
愛機からは「気が乗らん」とか「別にー」とか、機嫌がいいと「ヤッテル。ヤッテル」と返事が聞こえます。(仙人ですから)
体の一部です。そう思って大事に乗っています。

ドックに入れている間、代車としてべスパ?、正確にはピアジオをお借りしました。
べスパならVespaのロゴが入っているはずですからね。
同じ扱いの販売店という事で「ベスパ風」にして下さい。

型式はよくわかりません。全く詳しくありません。
でも、125ccであることはナンバープレートから分かります。
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メーターを見て、びっくりです。最高速度が「140km/h」まで振られています。
「どんだけ飛ばすのか」と一人突っ込み一人ぼけです。
関西人は、これが得意です。

オフィスまでは5kmも離れていません。時間にして10分ほどの時間です。
小柄な体形の私には、腰の位置が高いです。
足つきも悪いですね。運転には慣れが必要です。

京都の町は、車で込んでいます。
信号に止まる事が多いですね。
直線で少しアクセルを開くと60kmまでならあっという間に、スピードが乗ります。
結構快適です。

乗り心地は、堅めの革張りのソーファーです。
愛機デービッドとは画然とした差です。
こんないいシートもあるんだと、ピアジオやべスパのオーナーが羨ましい思いです。

次回手入れるなら、ピアジオやべスパの選択もありえます。
その代わり最低自分でべスパを修理できるほどのメカのスキルをつける必要があります。
勉強する意欲も沸きそうです。

男にはそうした機械いじりの癖が多いです。
機械の替わりに、PCであったり、カメラであったり、釣り道具であったり、はたまたアニメや特撮ヒーロー者のビデオ収集や編集であったりと様々です。

それが楽しい時間です。
世俗の雑事を忘れられる時間です。
こうした時間は必要です。

時間の長さでなく、質です。
1時間だけでも、10分でもあれば、一日の自分が少しリセット出来ます。

そうした時間の中には、花を見たり、月を見たりも同じだと思います。
四季の移ろいの中、人が人として生きる。

人生の一瞬は、一瞬です。
同じ一瞬はありません。
その瞬間を切り取る、そんな思いが「一期一会」です。

物事にはすべて「一期一会」の精神で接することは不可能です。
しかし、その根本は「思いやり」「慈しみ」です。
それは人にも自分にも、両方に言えることです。

生きているのでなく、生かされています。
生かされていると自覚すれば、「ありがたい」とおのずとことに感謝の気持ちを感じます。

べスパ風とも少しだけご縁があったことに喜びを感じています。
たった往復20分ほどの物言わぬご縁でしたけどね。
乗る機会が得られましたことに「ありがたい」と感謝です。

最後まで、速度の遅い話にお付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。