''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

春華堂のうなぎパイです。

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ご存知、うなぎパイです。
同じフロアーからの頂き物です。
いつ食べても変わらぬ味です。
夜のお菓子に、ちょっと隠微な感じもしますが、元気になります。

浜名湖の名産と言えば、うなぎですね。
確か今年は七月にもう一度31日に土用の丑の日があったような気がします。

わが郷里播州では、土用の丑の日には「う」の付くものを食べる習慣です。
うどんでもいいし、うなぎの酢の物「うざく」でもいいし、うなぎを巻いた出し巻きの「う巻き」でもいいです。

ゲンを担いでいるものですからね。
夏の疲れを取ったり、無病息災を祈ったりと、ゲン担ぎは大切です。
それだけ幸せの願いがこめられています。

現代のように平均寿命が80歳を超える時代が来るとは思ってもいなかった時代です。
人生50年ですからね。
私なら、すでに老人の部類です。残りの寿命も10年ありません。
そう思うと、人の生と死の距離が、全く違います。

些細なことで病気にかかります。
病気にかかると、死出の旅立ちがぐっと近づきます。
それだけ死への覚悟も諦めもあったはずです。
ですから、病気にかからないように、無常息災のゲン担ぎは大切な行事です。
やらないで病気にかかれば、「ほら」と言われます。

暑い寒いの季節に敏感な時代です。
四季の移ろいが、もっと身近です。
食べ物も旬のものしかありません。

落語に「千両みかん」という噺があります。
夏の暑いときに、みかんが食べたいと大店の若旦那が病気にかかります。
夏にみかんはありません。

どうしても食べたいと病気です。寝込んでしまいます。
それに主人が番頭に探すように命じます。
夏にみかんは売っていないです。冬の食べ物です。
買いに行っても奇人変人扱いです。

あげくの果てに、鳥屋に入ります。
生き物扱う鳥屋にみかんは売っていません。
でも、藁にすがる思いが通じて、情報を手に入れます。
大坂の天満の果物問屋に100箱のみかんを倉庫に寝かせています。
もちろん、大坂商人の意地です。

ほとんど腐っています。 ただ一個だけ傷もないみかんが見つかります。
そのみかんに千両の値が付きます。
主人に相談してからと、お店に帰りると即答で千両みかんのお買い上げです。
子も子なら、親も親です。

若旦那が喜びます。
みかんの皮を剥くと10房です。1房百両です。
一両は幕末なら、10万円から20万円というところでしょうかね。
10万円でも、1房1000万円です。ポルシェが買えます。GTRも買えます。(スーパーカー世代ですからね。カウンタックLP400は無理ですね)

それを7房食べます。
若旦那も歓喜しますが、残りの3房は、心配をかけてとして、父、母、そして苦労をかけた番頭にと気を使います。
番頭ももらったみかんを見て、300両と思い、それをもってトンズラするという噺の落ちです。(♪ チャンリン チャンリン デンデン)
みかんがひとつ千両は1億とは法外ですが、それほど無理の代名詞であったわけです。

旬のものならいざ知らず、美味しいわけがありません。
逆もまた真です。

暑いときには熱いもの食べて暑気を払うのも手です。
涼しく過ごす工夫も必要です。

打ち水を、打って風を入れる。
風鈴の音に涼を感じる。
五感で涼を感じる生活にあこがれます。

暑いときにしか出来ない楽しみもありと思う気持ちが楽しいです。
よかったを見つけます。

ありがたいと感謝ですね。
発泡酒が美味いです。冷のお酒が美味いです。(年中ですけどね)
そんな楽しみを見つけます。

最後までお付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。