「次は丹波橋。丹波橋。近鉄線はお乗換えです」
ところがこの特異な発声のため、
「ついわ たんははし。ついわ たんははし」と奇妙に聞こえます。
声に負担のかからないようにするためでしょうが、客としては気持ちがいいものではありません。
ところがこの特異な発声のため、
「ついわ たんははし。ついわ たんははし」と奇妙に聞こえます。
声に負担のかからないようにするためでしょうが、客としては気持ちがいいものではありません。
場所がちがうので間違えることはありませんが、聞き取りにくいです。
耳障りにすら感じることもあります。
耳障りにすら感じることもあります。
そんなとき車窓を眺めます。
街中をずっと走っていますが、八幡と淀の間は田園風景が続きます。
街中をずっと走っていますが、八幡と淀の間は田園風景が続きます。
ぐるっと回り込んだ感じで車両の最後尾が見えます。
銀河鉄道のさまのようです。
なんとも情緒があります。
運転席に座った気分で電車に乗るといろんな妄想が浮かびます。
でも、それ以上に多くの人が乗られていると思うと、責任の重さを痛感させられます。
銀河鉄道のさまのようです。
なんとも情緒があります。
運転席に座った気分で電車に乗るといろんな妄想が浮かびます。
でも、それ以上に多くの人が乗られていると思うと、責任の重さを痛感させられます。
一人一人の人生を乗せています。
未来も乗せています。
電車の枕木のように人のつながりもそこにあります。
子から孫へ、その孫へ、と人の流れがあります。
未来も乗せています。
電車の枕木のように人のつながりもそこにあります。
子から孫へ、その孫へ、と人の流れがあります。
その道筋もかかっています。
たった一人の人生だけではありません。
まだ見えない無限の道筋がそこにはあります。
たった一人の人生だけではありません。
まだ見えない無限の道筋がそこにはあります。
歴史も変わるかもしれません。
それだけの重さがそこにはあります。
この席に座るということはそういうことです。
それだけの重さがそこにはあります。
この席に座るということはそういうことです。
事故がないのが普通です。
その普通は、偶然の上にあります。
一つコマが狂えば、一大事です。
その普通は、偶然の上にあります。
一つコマが狂えば、一大事です。
電車にしても飛行機にしても、いえいえ自動車やバイクも然りです。
乗せている重さが違えども、未来を乗せて走っていることは同じです。
乗せている重さが違えども、未来を乗せて走っていることは同じです。
世間では、いろんな事故が起こります。
起こるべくして起きた事故もあれば、未然に防げる事故もあったように思えます。
それも、運と言えばそれまでです。
しかし、運不運も左右することはあります。
起こるべくして起きた事故もあれば、未然に防げる事故もあったように思えます。
それも、運と言えばそれまでです。
しかし、運不運も左右することはあります。
家に帰るまでが遠足と小学校の先生がよく言われていました。
家に帰るのまでが遠足です。
家に帰るのまでが遠足です。
しかし、家に着いたら無事に着けたことに感謝が必要です。
一日無事に過ごせたことに感謝です。
ありがたいとささやかな幸せです。
一日無事に過ごせたことに感謝です。
ありがたいとささやかな幸せです。
無事に帰れるのは当然なんて考えてると、不埒なことです。
何もない無事こそ、幸せです。
出て行くときも、無事帰ってこれますようにと思いをかける。
家族には、「いってらっしゃい(無事に帰って来ますように)」と声がけです。
何もない無事こそ、幸せです。
出て行くときも、無事帰ってこれますようにと思いをかける。
家族には、「いってらっしゃい(無事に帰って来ますように)」と声がけです。
私は16歳のとき事故にありました。
いつも私が出て行くときに、母が声がけするのに、その日に限って声がけがなかったと、事故と結び付けていました。
いつも私が出て行くときに、母が声がけするのに、その日に限って声がけがなかったと、事故と結び付けていました。
それから3ヶ月間、一度も家には帰って来れませんでした。
半年後の退院です。
家に帰って来れるはありがたいです。
骨身のしみこんだ「ただいま」でした。
半年後の退院です。
家に帰って来れるはありがたいです。
骨身のしみこんだ「ただいま」でした。
当然ということはないです。
家に帰ってくるのも無事がついて初めてありがたいです。
ささやかなことながら、幸せの目線下げると、もっと幸せを感じます。
ありがたいことです。
家に帰ってくるのも無事がついて初めてありがたいです。
ささやかなことながら、幸せの目線下げると、もっと幸せを感じます。
ありがたいことです。
幸せを感じるとは、相対的な物事だと思えます。
ささやかなことに「よかった」探しは、今からでも出来ますよ。
そう感じられたことに、ありがとさんです。
ささやかなことに「よかった」探しは、今からでも出来ますよ。
そう感じられたことに、ありがとさんです。
最後までお付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。