''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

恥かしくない立派なカレーうどんです。

京都には不思議な地名が多くあります。
一番読みにくい難解な地名に「東一口」と書いて「ひがしいもあらい」と読みます。
昔は細い地形の入り口にあり、そこだけキャブレターの入り口みたいになる、一種の川の堰みたいに見えます。

つまり、人や物が芋のように堰したところで芋が洗われているような情景に見えるところから、俗語、隠語の意味合いが、地名になったと思われます。
あくまでも、自説自論です。勝手な解釈です。
絶対に知らないと読めません。

伏見区も広いです。
伏見稲荷付近から、下は八幡市にも隣接しています。
東は醍醐も伏見です。
西は向日市にも隣接しています。

京都ではどの方もお世話になるところがあります。
運転免許所です。
免許を取りに行ったり、更新したりと何度か府内からおいでになります。
この場所は「羽束師」で「はづかし」と読みます。
知らないと読めません。

古代より土器を作る職人が住んだため「はつかし」と言われいるようです。
「はに」は粘土、埴輪(はにわ)の「はに」です。「はじ」つまり、土師器にもつながる言葉です。
「かす」は、粘土をこねるとか、作るというのが語源のようです。

水や治水にかかわる神社であり、地域です。
この地に羽束師神社があります。
神社の創建は、雄略天皇21年(477年)と伝えられています。

延喜元年(901年)菅原道真太宰府に左遷された折、都の振り返り、羽束師神社に参拝したという記録があるようです。
神社の敷地には、北向見返天満宮が鎮座しています。
そして、別れの歌を詠んだといいます。

ですから、恥かしくはありません。
恥かしくない立派な歴史のある地名です。

久我の森とも近いです。
池波正太郎の小説にも出てきます。あの忍者の暗躍した話ですがね。

この運転免許所の正門を右に曲がれば、道なりにドンツキ(京都の言葉で突き当たりという意味です)です。
橋爪口の交差点ですね。

ここに、ふじや食堂があります。
大きな大きな食堂です。
昭和の香りに満ち足りています。

ガラスケースにおかずの置いてあるタイプです。
でも、詰めれば100人は入れそうな大変大きい食堂です。
場所柄免許所に来られる方が、一気に昼時に来られると思います。

あるのは知っていましたが、入るのは初めてです。
仕事場出入りのN君が、ここの「カレーうどん」と「中華そば」がノスタルジックというのです。
昭和の香りハンターです。

昼時をはずして3時過ぎここにやって来ました。
最初にと、カレー(肉)うどんと中ライスを頼みました。

お茶は大きなやかんテーブルにどんと置いて下さいます。
中ライスが出てきました。
普通の食堂の大盛り以上です。

向こうの方が大ライス食べられています。
超―特盛り、テラ飯です。
中ライスだけでお腹いっぱいです。
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カレーうどん来ました。
色合いが分かりにくいです。
じゃ、とお箸で麺をすくいます。
イメージ 2

量もたっぷりです。
カツオと昆布の効いたうどん出汁に、カレー粉にをとき混ぜてよくあわせ、そこに片栗粉でとろみをつけたそば屋風のカレーうどんです。

とろみがたっぷり付いています。
そこに具材がたっぷりです。

肉とあげのチョイスに肉を選びました。
お肉もたっぷりです。

カツオと昆布のうまみに肉汁が加わっています。
それにをカレーが一つに取り持ちます。
ハンド・イン・ハンドです。

カレーうどんには、白いライスです。
ゴールデンのタックですね。(ジャイアント馬場ジャンボ鶴田か、ザ・ファンクスですね)

とろみが白いうどんに絡みつきます。
あつあつで口の上の皮が、ずるずるです。
熱くて熱くて、でもうまいです。
べらぼうに美味すぎはしませんが、確かに昭和の食堂の懐かしい味です。

値段もきわめて庶民的です。(特盛)中ライスといっしょに頼んでも確か800円もしません。
お手頃です。次回は、小ライスにします。
お腹いっぱいです。
ちょっと苦しいですね。

こんな昭和の香りのする食堂は、このままであってほしいです。
次回来た時は、中華そばにチャレンジです。
ラーメンじゃないんです。
楽しみです。

ささやかな日常のうれしさがあります。
ささやかな日常のしあわせが、こんなところにも落ちています。
しあわせです。

目線を下げた身近な幸せに喜びを感じます。
ありがたいと感謝です。

昭和のノスタルジックを求めて旅をします。
「食の旅人」こと「食のスナフキン」です。
♪ おさびし山よ~

ありがたいです。
今日も元気に穏やかに過ごしたいです。

最後までお付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。