''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

しっぱくそばで、こんなに楽しめます。池波ワールドより。

京都寺町、昼下がり3時過ぎです。
休日の繁華街は、人が多いです。

天は青空、晴天の模様です。
すこし、必要なPC機材があり、やって来ました。

まだ、昼ごはんは食していません。
と言うことで、いつもの永平亭に入ります。

店がきれいになる前のそばは、すごかったです。
そばのカットした角が立っていたように感じてました。
湯がいてもそれが分かるほどでしたから、さぞや腕がよかったのでしょうね。
玄関先にそばの袋が積み上げていたのが懐かしいです。

しかし、今のお店はそんな雰囲気すらないきれいなお店になってしまいました。
そばは、手打ちでないと思います。

しかし、相変わらず来てしまいます。
何ともリーズナブルで旨いと思います。
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それに、いつも頼むしっぽくそばが食べくなります。
そばの上にかまぼこ、あま辛く炊いた椎茸、のり、鶏肉と具たくさんです。

この味が口に馴染んでいます。
ツユの加減も、ここのに馴染んでしまって、他の店もここより旨いかどうかの基準になってしまいます。
今はない祇園の権兵衛は永遠の横綱ですけどね。これを除いた店の基準です。

かまぼこ3枚も食べ応えあります。
吸い口にゆずが入っています。

これが何ともいいです。
料理屋さんの吸い物の椀を思い出します。
家でも、これを入れると、料理屋さんの雰囲気になります。
ブリあら大根にも盛り付けに入れると、蓋を開けたときの香りがいいですからね。

香りの贅沢です。
やつぱり、香り好きですね。
柑橘類の香りに弱いです。

そばと出汁の加減もいいですね。
七味の香りとインパクトある味に、1杯のそばの世界が広がります。
もちろん、休日ともなれば、あれも付きますね。

池波正太郎氏は言います。
呑まぬくらいなら、蕎麦屋には入らないとね。
昼時をはずした2時か3時です。
これもお決まりで、厳守しましたよ。
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ここも菊正宗です。特級のようです。
庶民的に、小瓶のままのお酒です。
それでもありがたいと頂きます。

池波正太郎氏は言います。
蕎麦屋では、酔うものではないとね。
たしなむ程度です。

ですから、ここでは1本だけです。
大人の時間です。
池波正太郎ごっこの始まりです。

斜め向かいの席に、うさ忠です。
右の席には、味にうるさい猫殿です。
前の席には、おまさと五郎蔵の夫婦ですね。

腰の物(デジカメ)が重くなりました。
はずします。

ささ始まりました。
幻想の世界です。
薬物は使わずに、妄想の世界で気持ちよくなれます。

そばの香りと酒の香りです。
今日もこのまま、市中の探索に向かいます。
「御用の筋である」

おやじ、払いはここに置く。
これだけ楽しめて、合計990円です。
おやじ、釣りはもらうぞ。

ささやかなしっぽくそばに、感謝です。
こうした時間にも感謝です。
帰ったら本腰入れて、焼き椎茸で一杯と行きましょう。

ありがたいと、こんなところにも幸が落ちていましたよ。

最後までお付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。