''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

葛きりにはまっています。スジこん肉じゃが風より。

最近のマイブームは葛きりです。
葛きりが、こんなに美味しいものだとは知りませんでした。
ここ一年のマイブームです。

何にでも、葛きり入れます。
最初は、鍋に入れると何ともうまい。
それが、煮物にも入れるようになりました。
汁気を吸って、あのモチモチとした感覚がたまりません。

葛は、葛根湯の葛ですね。
和菓子の材料にも、漢方薬にもなる優れものです。

体を温める作用があると聞きます。
そんな時は「さようですか?」とチャチャ入れたくなります。
しょうがも体を温めます。
この寒い時期には重宝されます。

ダメな人間のことを「くず」と呼ぶことがあります。
また、時に「ごみ」と呼ぶこともあります。

「葛」に申し訳ないです。
くずの葛はゴミ屑のくずですね。

「ゴミ」とかって呼ばれても、「ほこり」に変わることもあります。
ほこりと言っても、誇りの方です。
若い時、我校の「ゴミ」と言われた人間も、何かで有名になると我校「誇り」として称えられます。
言葉としては、似ていても、その使い方では意味合いが全く違ってきます。
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料理も同じかもしれません。
スジ肉は、手暇をかけないと美味しくなりません。
硬いですから、柔らかくするのに時間がかかります。
同じく蒟蒻(こんにゃく)も同じです。
味が染込みにくいです。

時間が解決してくれます。
人も同じかもしれません。
若い頃、悪いと言われても、晩年改心する人もおいでです。

何が、人を変えたのか分かりません。
でも、何かを自分の中で悟ったのでしょう。
人に言われると「うるさい」です。
しかし、自分自身が心底納得すれば、変わるかもしれません。

池波正太郎の小説には、こうした若いときと晩年の違いのある人物が描き出されます。
鬼平こと長谷川平蔵も、その一人です。
「本所の銕」と言われた暴れん坊です。
昔の悪さが、後の鬼平に変わります。

しかし、私が好きな人物一人、『黒幕』の山口駿河守を思い出します。
家康の黒幕として暗躍した人物として描かれています。
子供の頃とは別人です。
それ以上に、その間に何があったのか全く書かれていません。
読者の想像の範囲に隠されています。

変人の類ですね。
齢60にして18歳の妻を娶ります。
もちろん、初婚でもあり、最初の女性という設定です。
人生50年という時代ですからね。
晩婚も晩婚です。

人の縁(えにし)は複雑です。
どこでどうなるのか、人生の最後の最後まで分かりません。
不思議なご縁です。
ありがたいことに私は仏縁がありました。
ありがたいことです。

歩く道も、長安に向かうだけです。
ゴールは全く見えません。
一歩一歩進むだけです。

疲れれば、休みます。
気をよくすれば歩きます。
日常の繰り返しです。

その中でも、いいことはいっぱいあります。
腹立ちしいこともいっぱいです。
これが私の試練かもしれません。

葛を見て、葛を味わう。
スジを見て、スジを味わいます。
凝縮した一品です。

葛キリも入れました。
残っていたジャガイモも入れました。
ネギが残っていました。
これも入れました。
一味も振りました。

これを食らいて、酒を呑む、至福の時間です。
健康であってこその旨味です。

今日も無事平穏に過ごさせてもらえるそういう安心も一塩です。
ありがたいと感謝の気持ちも添えます。

最後まで、ごちゃまぜの話にお付き合い下さいまして、こころよりお礼申し上げます。