''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

匠のプリンです。

仕事場には、いろいろな物が通り過ぎて行きます。
何か止まりました。
仕事場に、差し入れです。

この時期ですから、お歳暮ということになります。
いろいろな業者さんから、いろいろなお品頂戴します。
一応、どらかからの頂き物か、仕事場のマドンナにお尋ねします。

やはりお菓子の頂き物が多いですね。
ありがたいと食します。
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この日はプリンです。
なになに「匠のプリン」です。

まったりとして、プリンプリンしていません。
つるんとした横山プリンさんとは違います。
何とも濃厚な味わいです。

プリンというよりババロアかクリーム系のねっとり・まったりした感覚が口中をやさしいリラクゼイションさせます。

初めて食べる食感です。
これが匠の技ですね。

ははあんと、思われている方、ご期待通りです。
今月のサブタイトルは、「赤穂浪士」です。
匠といえば、内匠頭(たくみのかみ)です。
知らないと読めません。

おじいさんの長直も内匠頭です。
家の格式によって名前も同じようなものを頂戴します。
ちなみにお父さんは、釆女正(うねめのしょう)です。
曽祖父も、父と同じ釆女正(うねめのしょう)です。

従五位下朝散太夫(ちょうさんだいぶ)(たいふと読みがはいっているモノもあります)ですね。
何とも不思議な名前です。

唐名です。中国唐の時代の貴族相当名です。
調べてみると、いろいろ勉強になります。

従二位が、光禄太夫(こうろくだいぶ)
正三位が、金紫光禄太夫
従三位が、銀青光禄太夫
正四位上が、正議太夫
正四位下が、通儀太夫
従四位上が、大中太夫
従四位下が、中太夫
正五位上が、中散太夫
正五位下が、朝議太夫
従五位上が、朝請太夫
従五位下が、朝散太夫 となるようです。

お分かりのように同じ位でも、正と従、次に上(じょう)と下(げ)の四段階ありますね。
因みに、吉良上野介は、従四位上、ということになります。
大中太夫ってことになりますね。左近衛権少将という役職も付きます。
つまり、位的には5つ程上になります。

あの大老堀田正俊だと、従四位下行左近衛権少将兼筑前守です。
吉良殿は、位的には、老中や大老よりも上のこともありますね。
とっても身分の高い人になります。
浅野様、こちらに切り付けちゃダメダメ。

この他に、中納言や大納言などいう役職も付きます。
そちらにも唐名があるようです。

一番有名なのは、水戸黄門の「黄門」ですね。
中納言唐名です。しかし、正確には、水戸家は、権中納言(ごんちゅうなごん)ですね。
権(ごん)とは、定員外のという意味らしいですね。

朝廷では、本当の中納言の仕事はしていませんからね。
名前だけ中納言です。

水戸家の位は、一番上の極位で、従三位(じゅさんみ)です。
(例外的に、初代藩主頼房公は、正三位中納言ですね)
ですから、水戸黄門は何人もいます。
水戸家の当主は大抵、水戸黄門さまです。

この上は、大納言です。
位とともに役名も変わります。
尾州紀州は、大納言です。もちろん、権大納言ですね。

両家の位は、一番上の極位で、従二位です。
大抵は、正三位って言うところでしょうかね

水戸家は、一段格下に扱われています。
上・下を考慮すると、位的にもだいぶと差があります。
御三家の定義も、水戸家を入れた尾州紀州と言われていますが、諸説には徳川将軍家尾州紀州を含めた家と説明することさえあります。

ちなみに、将軍家は、従二位 内大臣近衛大将ということになります。
死んで追贈されて、「正一位」になるようです。

黄門さんの微妙に徳川の三つ葉葵も違います。
9時45分頃に出される、あの名台詞「控え、こちらにおわすは、先副将軍,水戸光圀公で・・・」の水戸光圀公の印籠も、正確には水戸家の三つ葉葵ではないですね。

あれは、まさしく徳川宗家の三つ葉葵と鑑定しています。
いい仕事していますが、本物の塗りではないように感じますね。

将軍家からの拝領なら、それも話が合います。
それに、副将軍って言うのはありません。
そんな役職ないです。
俗にいうこともあっただけです。

水戸家は、江戸から近いので、例外的に参勤交代はありません。
常府と言って、常に江戸に住まいしています。
初代頼房公は、まだ小さかったから家康も江戸に住まわせていました。
その名残かも知れません。

ですが、参勤交代は大名家の勤めです。
例外はあるものの、定めとして最初からないのは、将軍家を除くと水戸家だけです。
ですから、俗に副将軍と揶揄されたこともあったと言うだけです。

水戸の政治は、家老がやっています。
家老といっても付家老(つけがろう)です。
徳川家康によって、その後見役が定められています。

水戸家といえども勝手に罷免は出来ない家柄です。
徳川の家臣であって、水戸家の家臣ではない特別待遇です。
もちろん、万石ならびの大名家格式です。

家によって、役職も位も決まっていました。
その人物の能力や才能は、二の次です。
特に外様の大名家なら、出世もないですからね。

家を守る。家を次に引き継ぐ。
これが第一の勤めです。

この意味においては、大名家のご当主としては、浅野内匠頭様は失格でしたね。
匠といっても匠に振る舞えなかった人物です。
堪忍、するが堪忍です。

耐え忍ぶことも、仏法世界の教えの一つです。
腹立たしいことが多いです
イライラすることも毎日です。
それでも、それに引きずられず、平静に過ごせるようにすることが大切です。

花を見て、月を見て、日々の生活の中で、ささやかな「幸せ」や「よかった」を探します。
目線を下げると、いろいろなものが見えます。
花は寒いと言って不機嫌になりません。

元気に咲いています。
でも、頑張ったりはしていません。
花が花として咲いているだけです。

人が人として生きるには、つらいこともあります。
嫌なこともあります。

でも、それを帳消しにするように、楽しいこと、よかったことを探せば、足し算、引き算で、「0」もしくはプラスにすることも出来るはすです。

何もないのが一番です。
幸せです。
嫌なこともあるのが普通です。

気にしない。それが一番です。
一切は「空」です。

そこにささやかな気持ちの持ちようです。

今日も何もなく無事に一日が平穏に過ごせますように、祈ります。

最後まで、難しい位の話にお付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。