''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

夢のあと、夢二の世界より。

昨日は、久しぶりに高島屋に入りましたね。
私が特に買うようなものはないので、用がないとなかなか行きませんね。

昨日、いつも以上に人の入りがありました。
特設会場は、お歳暮の品のバラ売りをやっていましたね。
大変な盛況のようでした。

どれだけ並ぶのって位に並んでいましたね。
私は並ぶのはすこし苦手です。
イメージ 1

久しぶりに行ったのは、竹久夢二の生誕125年の展覧会です。
夢二の記事も幾度と書いています。

版画のイメージでしたが、葉書、千代紙のデザイン、挿絵や本のデザインと多岐に渡る才能があふれる展覧会です。
国立博物館や美術館とは、一味も二味も違う感覚です。
しかし、今回の中でもっとも気に入ったものの中に、六曲一双の大きな屏風画があったことに驚きです。
イメージ 2

作品名は「一力」です。
一力茶屋です。
京都祇園お茶屋さんです。

真ん中の人物は、大石内蔵助です。
「浮さま」と呼ばれています。
目隠しして、舞妓や芸子を捕まえようとしています。
大石家の家紋右二ツ巴を、夢二の銘の「あと」に書いています。
イメージ 3

富山で書かれた作品のようです。
上杉の間者の目を惑わすためです。
いえいえ、本当に色を好まれての座興です。

そちらの道にも長けておられてようです。
男としての甲斐性なら、それもありですね。
ちょっと羨ましいです。

富山では、もう一枚、六曲一双の大きな屏風画があります。
サイズは同じで大きいです。
作品名は、「こたつ」です。
イメージ 4

舞妓か芸子が、こたつで寛いでいます。
こちらも、大石家の家紋が、夢二の銘の「あと」に記されています。

手紙を読んでいますね。
思い人からの手紙ですね。
とても楽しそうです。
夢見た思いでしょうね。

この世も夢のようです。
今見ている夢が、この世の記憶です。

仏法世界なら、この世は「空(くう)」の世界です。
辛いことも悲しいことも、すべて「空(くう)」です。
どんな人でも、辛いことも悲しいことも嫌なこともあります。

夢二もアメリカに行ったりヨーロッパに行ったりとしましたが、挫折もあったようです。
うまい事ばかりは行きません。
どことなく切ない画風に共感される女性が多いものわかるような気がしますね。
モデルはお葉さんですね。

でも、「空(くう)」と思えば、嫌なことも空ですから、悲しいことも空です。
一々、クヨクヨしない。
一度切りの、この人生(現世)です。
やりたいようにすればいいです。
ちょうど夢二の人生のようにです。

精一杯やらないと、来世には繋がらない修行の場が、この現世です。
がんばれば、必ず成功するとは限りません。
失敗も成功の元です。

失敗しない方法が一つあります。
それは、成功するまで続けることです。
最後に成功すれば、丸く収まります。

成功と言っても、億万長者になることではありません。
幸せになることです。
幸せの声は小さいです。
耳を近づけないと聞こえません。

目線を少し下げて、こんな所にも「よかった」が落ちています。
あんなところにも「よかった」が落ちています。
今あることに「ありがたい」と感謝することから、成功は始まります。

10個の嫌な出来事に、11個の「よかった」を見つけます。
それじゃ、1個「よかった」が多いしゃないですかね。
これを分かったことは、プチ成功です。

気持ちのとらえ方を会得です。
幸せは、日々の生活の中で落ちています。
見つけられた人は、幸せです。

今日も一日穏やかに過ごせることはありがたいです。
ささやかながら平穏無事に過ごせますように、手を合わせます。

最後まで、夢のあとの続きにお付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。