兎角、世の中には不思議なことが多いです。
人の中でも、不思議なことに出会います。
人の縁(えにし)も、不思議なご縁であると感じます。
人の中でも、不思議なことに出会います。
人の縁(えにし)も、不思議なご縁であると感じます。
藩のいろいろな要職を歴任した後、ようやく隠居した老武士が、主命により、思いがけない再び出仕を命ぜられる話です。
その役職は、新設の総目付というお役です。
常勤というよりは、目付の相談や英断を仰ぐことが多いですね。
こうした役職には、いろいろな要職に就かれた経験が特に大切です。
利益だけでなく、綺麗にまとめるには、こうしたお方の知恵が大切です。
その役職は、新設の総目付というお役です。
常勤というよりは、目付の相談や英断を仰ぐことが多いですね。
こうした役職には、いろいろな要職に就かれた経験が特に大切です。
利益だけでなく、綺麗にまとめるには、こうしたお方の知恵が大切です。
その場では、なんとく曖昧でも、時間が経てば、治まりがいいこともあります。
人のうわさも75日と言いますからね。
白黒付けるだけが、いい決断ととはいえません。
こうした判断も、大人の知恵であることも多いです。
人のうわさも75日と言いますからね。
白黒付けるだけが、いい決断ととはいえません。
こうした判断も、大人の知恵であることも多いです。
老人が主人公というのですから、なかなか面白いです。
このシリーズは大好きです。
最初はドラマから入りましたが、やはり活字で読む楽しさの方が勝っています。
このシリーズは大好きです。
最初はドラマから入りましたが、やはり活字で読む楽しさの方が勝っています。
いいです。
とにかく、いいですね。
舞台人ですから、あまり多くはテレビには見かけません。
とにかく、いいですね。
舞台人ですから、あまり多くはテレビには見かけません。
「鬼平犯科帳」でも、「血頭の丹兵衛」(1989年)、元は大盗賊の頭、蓑火の喜之助として、峠の茶店で、蟹江敬三扮する小房の粂八と会話をします。
盗みの極意です。
「犯さず、殺さず、貧しきから盗まず」と3つの教訓を伝えます。
盗みの極意です。
「犯さず、殺さず、貧しきから盗まず」と3つの教訓を伝えます。
それにしても、旗本なら、大身1000石の目付家と30俵2人扶持の同心と婚姻です。
ほとんど、ありえません。
(逆の場合、妻を誰かの養女にしての婚姻はありますけどね)
ほとんど、ありえません。
(逆の場合、妻を誰かの養女にしての婚姻はありますけどね)
1000石と言えば、当主は外出に駕籠に乗っても構わない格式、家来・郎党も20人以上います。
家の使用人も含めると、総勢40人以上の家来を持つ身分です。
家の使用人も含めると、総勢40人以上の家来を持つ身分です。
片や、30石2人扶持なら下男と下女と多くて2人です。
大抵は、下男1人と言うところです。
大抵は、下男1人と言うところです。
こんな不釣合いの結婚は、江戸時代には考えにくいですね。
藩にお届けがあった以上、両家の話ゆえ、とりわけ問題が無いなら受理されます。
もとろん、裏があります。
藩にお届けがあった以上、両家の話ゆえ、とりわけ問題が無いなら受理されます。
もとろん、裏があります。
妻に、癖(へき)があります。
あまり人には言えない「手」の癖です。
気に入った品物は、そのまま、お持ち帰りです。
あまり人には言えない「手」の癖です。
気に入った品物は、そのまま、お持ち帰りです。
どこの誰と判っていますから、回りは尻脱ぐに躍起になる。
しかし、この癖は直らないです。
しかし、この癖は直らないです。
それ少しして、追放された夫婦が峠に居ます。
盗んで来た青磁の観音様を売り払わずに、手元において大切にしています。
観音さまのご利益なのか否かは、わかりません。
しかし、御仏の導きにより、夫婦のご縁があったものと思います。
盗んで来た青磁の観音様を売り払わずに、手元において大切にしています。
観音さまのご利益なのか否かは、わかりません。
しかし、御仏の導きにより、夫婦のご縁があったものと思います。
身分を捨て、家を捨て、生まれた国も捨て去ります。
それでも、夫婦の縁は残っています。
「その後も、二人して、長く長く仲良く暮らしたとさ」、終わりになることを念じます。
それでも、夫婦の縁は残っています。
「その後も、二人して、長く長く仲良く暮らしたとさ」、終わりになることを念じます。
今日も一日平穏無事に終わることも祈ります。
最後まで、ひとり芝居にお付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。