''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

若竹煮より、春を食す。

春の筍がスーパーでも出ています。
京都と言えば、筍も有名です。
長岡京付近から、右京、西京あたりの竹林は有名です。
筍の産地でもあります。

先日は、天皇陛下が京都においでになったおり、長岡京付近で有名な筍料理の錦水亭(キンスイテイ)で食事をされたとも聞きます。
錦水亭(キンスイテイ)は、八条宮(正親町天皇の皇孫)の造営された八条ケ池を臨む一万坪の庭園には松、桜、紅葉と、四季を通じて楽しめる有名な料理さんです。

筍料理と言えば、まず名前の上がる料理屋さんです。
庶民の私には少し高嶺の華です。

伏見も隠れた筍の産地です。
人によっては、伏見の方が柔らかいともいいます。
私も地の筍をスーパーで購入です。
すでに湯がいてあるものです。

後は、この筍に味を付けるだけです。
お手軽です。
この時期筍と言えば、やはり若竹煮です。

「うーん、細かいことは気にするな それ、ワカチカ、ワカチカ」
不思議な芸人「ゆってぃー」を思い出します。
細かいことは気にしません。

カツオ出汁をいつもより濃い目に取りました。
筍に味をしっかり付けるためです。
ワカメは食べよい大きさにカットして、一番後に入れます。
最初に入れると、色と香りが飛んでしまいます。
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まずは、筍を下の方を口中に投じます。
歯ごたえもいいですね。
しかし、硬くはありません。
程よい加減に下湯が効いています。

出汁も濃い目に取ったのは正解です。
筍の食感を楽しむ為に一緒に豆腐も煮ました。
筍を食しては、豆腐を少し口に入れます。
余計に、筍のさくさく感がいいですね。

次に穂先の部分も、口に投じます。
何とも柔らかです。
はしごになったところに出汁が染み込んでいます。
口の中はだし汁でいっぱいです。

続いて、ワカメです。
大きめにカットです。
出汁が効いています。
もちろん、ワカメとカツオの味の相乗効果です。

甘さも味も少し抑え気味にしています。
筍が持つ本来の風味とワカメの持ち味を楽しむためです。
なかなかいい出来です。

豆腐も旨みを吸って美味しくなっていますね。
今回は、もめん豆腐でしたが、焼き豆腐でもいいですね。
ただし色合いを考えると、木綿でしょうね。
絹豆腐の選択はないですね。

もちろん、料理屋さんみたいに木の芽は使いません。
イチラーとしては、一味を振って彩りを付けます。

春を食したと言う感じです。
明日は、近くの疎水に花見に行きます。
何かサプライズな仕込みをかけたいですね。
ありがたいと感謝に耐えません。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、竹の子だけに少し背伸びした話にお付き合い下さいして、心よりお礼申し上げます。