忘れることが出来なかった恩師です。
欠かさず、お供物だけはお送りしています。
この恩師とも深いご縁です。
欠かさず、お供物だけはお送りしています。
この恩師とも深いご縁です。
折りよく、最後をご家族と看取ることが出来ました。
掛け替えのない御仁でした。
お元気な姿を見たのは、あれは10年ほど前、桜の満開の頃、御池通りの橋の下を鴨川沿いに歩いてるお姿です。
全く偶然にお会いしました。
掛け替えのない御仁でした。
お元気な姿を見たのは、あれは10年ほど前、桜の満開の頃、御池通りの橋の下を鴨川沿いに歩いてるお姿です。
全く偶然にお会いしました。
次にお会いしたのは、病院のベットでしたね。
すでに言葉を発することなく、寝ておられました。
何とか私ということは、理解されていたようです。
それから、都合10回ほどお見舞いに寄せて頂きました。
すでに言葉を発することなく、寝ておられました。
何とか私ということは、理解されていたようです。
それから、都合10回ほどお見舞いに寄せて頂きました。
今の医療制度では、長期入院は不可能なため、何度となく転院をされていましたね。
ある時、お見舞いに行くと、看護婦さんがご一緒でした。
「息子さんですか?」と尋ねられると、「教え子です」と答えました。
そして、看護婦さんが「教え子さんが来られていますよ」と大きな声で、耳もとで言って下さいました。
ある時、お見舞いに行くと、看護婦さんがご一緒でした。
「息子さんですか?」と尋ねられると、「教え子です」と答えました。
そして、看護婦さんが「教え子さんが来られていますよ」と大きな声で、耳もとで言って下さいました。
意識がしっかりさせるためですね。
そうすると先生が、何かを看護婦さんに言われました。
私には聞き取れません。
かすかな声と口の動きから、看護婦さんは読み取られました。
そうすると先生が、何かを看護婦さんに言われました。
私には聞き取れません。
かすかな声と口の動きから、看護婦さんは読み取られました。
「○・○・○・○」
驚いたことに、私の名前です。
まだ意識がしっかりされていましたね。
それから、1ヶ月後ほどに、今生の別れとなった次第です。
驚いたことに、私の名前です。
まだ意識がしっかりされていましたね。
それから、1ヶ月後ほどに、今生の別れとなった次第です。
因縁深い師弟の関係です。
今でも、デスク近くに写真を置いています。
満面に笑顔です。
今でも、デスク近くに写真を置いています。
満面に笑顔です。
あれから、8年が過ぎました。
私の生活にもいろいろと変化があります。
凝縮したこの10年です。
私の生活にもいろいろと変化があります。
凝縮したこの10年です。
恩師と言うと、私の中では、お酒とアップルパイと権兵衛のそばですね。
祇園の権兵衛も大変繁盛していましたが、ご主人が高齢のため、数年前に閉店です。
お弟子はたくさんおいでですが、店は継がせなかったようです。
祇園の権兵衛も大変繁盛していましたが、ご主人が高齢のため、数年前に閉店です。
お弟子はたくさんおいでですが、店は継がせなかったようです。
何だか、そばが食べたくなっていましたね。
この日も、寺町あたりの散策です。
ガイドさんが、「こっち、こっち」呼んでいます。
どこへ行くのかと思いきや、暖簾が掛かっています。
三条桜湯です。
この日も、寺町あたりの散策です。
ガイドさんが、「こっち、こっち」呼んでいます。
どこへ行くのかと思いきや、暖簾が掛かっています。
三条桜湯です。
銭湯ですね。
もちろん、ここは私のお気に入りです。
カバンにはいつも液体石鹸携帯しています。
入浴券を購入して、ガイドさんとは、ここで右と左の別の入り口に入ります。
もちろん、ここは私のお気に入りです。
カバンにはいつも液体石鹸携帯しています。
入浴券を購入して、ガイドさんとは、ここで右と左の別の入り口に入ります。
明治よりやっている老舗の銭湯と聞きます。
水がいいです。
井戸から汲んだ天然ミネラル水です。
水がいいです。
井戸から汲んだ天然ミネラル水です。
水の肌へ当りがとても優しいです。
軟水です。
軟水です。
普通の銭湯のお湯とは、全くの別物です。
銭湯独特の消毒水の匂いすらありません。
井戸水と分かります。
銭湯独特の消毒水の匂いすらありません。
井戸水と分かります。
ここは、まだ繁盛しています。
多くがタオルもここで借りる貸しタオル利用しています。
いい湯でしたね。
多くがタオルもここで借りる貸しタオル利用しています。
いい湯でしたね。
それから、1時間後に店の前で待ち合わせでした。
神田川とはいかないですね。
液体石鹸じゃ、カタカタ鳴ったりしません。
手ぬぐいも、黄色い「桜湯」とロゴが入っていますし、貸しタオルですから、持ち出し出来ません。
神田川とはいかないですね。
液体石鹸じゃ、カタカタ鳴ったりしません。
手ぬぐいも、黄色い「桜湯」とロゴが入っていますし、貸しタオルですから、持ち出し出来ません。
昼間ですから、体もすこし汗気味です。
さっぱりとしました。
さっぱりとしました。
じゃ、遅い昼ごはんということになります。
口は、蕎麦屋ですね。
ここから一番近いのは、本家田毎です。
早速、向かいました。
店内も落ち着いています。
しっくりと大人の人ばかりです。
広い店内の一番奥に陣取りました。
口は、蕎麦屋ですね。
ここから一番近いのは、本家田毎です。
早速、向かいました。
店内も落ち着いています。
しっくりと大人の人ばかりです。
広い店内の一番奥に陣取りました。
まずは、ビールです。
風呂上りの一杯です。
ここでは、名物田毎そば(1260円)です。
ガイドさん、共々に温かいそばを頼みました。
風呂上りの一杯です。
ここでは、名物田毎そば(1260円)です。
ガイドさん、共々に温かいそばを頼みました。
大きなどんぶりに、大きな海苔、海老、三つ葉、それにここの最大のうり、直径5センチはあるような大きなホタテが2つも乗っています。
もちろん、冷凍物でなく、ホタテは紐の付きの生をご使用です。
どんぶりに入っているものは、蒸して火が入っています。
新鮮です。
火の加減もいいですね。
全く硬くないです。
それ以上に生臭くはないですね。
もちろん、冷凍物でなく、ホタテは紐の付きの生をご使用です。
どんぶりに入っているものは、蒸して火が入っています。
新鮮です。
火の加減もいいですね。
全く硬くないです。
それ以上に生臭くはないですね。
汁は、少し甘みめの、関西ではどちらかと言うと濃い味付けです。
ホタテには合います。
海苔の風合いも、そばと汁に溶け込んでいます。
ホタテには合います。
海苔の風合いも、そばと汁に溶け込んでいます。
老舗の力が、もう一つ見えます。
それは、器です。
大きなどんぶり鉢です。
それは、器です。
大きなどんぶり鉢です。
有田でしょうかね。
焼き物も厚手の物で、花の色合いも何とも上品です。
焼き物も厚手の物で、花の色合いも何とも上品です。
この日は天気がいいので、このままブラブラしに行きましたね。
今日も天気がいいです。
今日一日、私も世の中も平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。
今日一日、私も世の中も平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。
最後まで、そばな話にお付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。