''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

酸いか(スイカ)、甘いか、今年の初物です。

暖かい日差しの京都伏見です。
いい天気ですね。
朝から洗濯しましたね。

短時間で出来ます。
お急ぎモードというやつですね。
このままの日差しでは、昼間は暑いくらいですね。
汗ばみます。
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先日、仕事場で隣のフロアーから、差し入れが入りました。
「えー、スイカ」です。
群馬産のスイカです。
もちろんハウス物の小さい玉ですね。

いわくを聞かないので暗黙の鉄則です。
夏という気はしません。
しかし、スイカと言うのは季節感がないです。

とりあえず、一口頂きました。
どうせ甘くも無いだろうと期待がない分、その反動は驚きです。
「甘い」「甘い」と言葉が漏れましたね。
いやー驚きです。

どうも、どーもです。(どーも君的な「どうも」です)
嫌味な甘さもありません。
ですが、今まで食べた旬のスイカより甘いです。
さすがですね。

イカと言えば、振る物は「塩」ですね。
甘みが増します。
塩を振って甘みが増すのは、一種の錯覚です。
下が一瞬、塩を先に感じてから、甘みを感じますので、その幅は大きく甘く感じます。

茶聖の利休居士が、訪れた家でスイカが出ました。
何と、当時は貴重な砂糖がかけてあります。

喜んでもらえると思うと、大変ご立腹です。
その場を去ったと聞きます。
その上で、あなたとは一緒に食を共にすることは無い旨を伝えたとも聞きます。

甘い旬のスイカに砂糖をかけるとは、愚の骨頂です。
イカの持っている善さを全否定したことになります。
贅を尽くせと思いしたことが、とんだもてなしになったことです。

本質を見極める。
それが茶の湯でも大切なことなのでしょうね。
暑い時は涼しき様にすればいいし、寒いときは暖かくすればよいですね。

四季の移ろいとお茶の楽しみは、一日一日違う。
まさしく一期一会に通じますね。
もちろん、季節も相手も、そのときの気持ちも違う。

一瞬として同じ時間はない。
一瞬一瞬が勝負です。
いえいえ、勝負という気持ちすら不要です。
自然体になすべきでしょうからね。

気持ちと所作が一致します。
無の境地でしょうね。
至福の時間だと感じます。

個人としての意思もそこにはありません。
その存在も消し去る。
茶と一体になるということでしょうね。

深いです。
深い精神世界にあこがれます。
雑念だらけの日々の生活です。

日々の雑事に追われ、いらいらして時間を過ごす。
人として、日常がそこにあります。
そんな生活の中でも、今日一日が過ごせた。

過ごさせてもらった仏縁に感謝を感じます。
ありがたいです。
気持ちのリセットですね。

人生酸いも甘いあります。
それでも、生かせてもらっていることに感謝の気持ちに変わりはありません。
ありがとさんです。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、甘い話にお付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。