''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

ボスと一緒に歩こうか!! 番外編 上 ちりめんの水徳より

一行が六波羅密寺に向かう最中の出来事です。
五条通りを清水さんの方に歩く途中で、美味しいものハンターFさんとYさんの目が光りました。
どちらも美味しいものにかけては、私も一目置きます。

京・古都のちりめんの「水徳」に入りました。
ボスらは先に駒を進めます。
「待って下さい」、とお声がけしたのですが、車や人ごみの雑踏で聞こえません。
大丈夫です。
行き先は分かっていますので、すぐに追いつきます。

明治25年創業の老舗です。
この五条通には、このした隠れ家的な老舗が多いです。
この筋の天ぷら屋さんも有名です。

天ぷらと言っても、練物の天ぷらです。
ごぼ天、ひら天、かまぼこと練物の旨みとあつあつの天ぷらは、しょうが醤油を漬けて頂くと至福です。
こちらもいつかご紹介しましょう。
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水徳では、「しその実ちりめん」(525円)と「京ふりかけ山椒まぶし」(525円)を買いました。
あつあつのご飯に、山椒ちりめんは、これまた最高のご飯の友です。
いえいえ、ご飯のお友と、「お」を付けたくなります。
こちらは、買い物求めたちりめんは、しその実入りの炊き上げていないものです。

ご飯に振り掛けても、最近マイブームの「かゆ」にも振りすれると、味が一段上がります。
ちりめんの持ち味としその風味がいいですね。うまいです。
3~4種盛りの漬物と、佃煮の山椒昆布と、このしその実ちりめんを入れて頂くと、まるで料理屋さんのかゆですね。

確か、京都では漬物がメインの有名な料理屋さんがあります。
お茶漬けの十二段屋さんなんかそうですね。
京都でお茶漬けをメニューに載せている料理屋さんは多いです。
ご飯というより、その漬物やご飯のお友が、メインです。

小さい小櫃に、2~3膳ほどのご飯が入っています。
お茶も店によっては、選べるお店もあります。
緑茶良し、ほうじ茶良し、それも熱いのか、冷たいのかといろいろと季節によっても、お茶漬けの食べ方もさまざまです。

私は、お茶漬けでなく、湯漬けが好きです。
白湯をご飯にかけて頂きます。
湯漬けのすすめと言う記事も過去に紹介しています。

こちらの方がごはんの旨みを感じます。
田舎暮らしで、お茶よりごはんとそのお友の妙が好きなんです。
京都で、お茶漬けというと、ぶぶ漬けですね。
「京のふぶ漬け」という落語が頭をよぎります。
こちらも過去にご紹介していますね。

まぼろしの恐ろしいぶぶ漬けも安心して食べられるお店があります。
ただし、値段に恐怖します。
お茶漬けで、1200円~2500円ほどすることもあります。
えーって思われますが、漬物だけでなく、焚き物やお造りが付いたりと、ごはんとかお茶漬けかの違いだけです。

ちなみに料理屋さんのかゆや雑炊となると、これまたびっくりです。
朝かゆで有名な瓢亭ですと4500円くらいからですね。
朝のうずら粥は、あのミシュランの京都・大阪版では、三ツ星を獲得している『飄亭』です。

別館と本館とで、かゆに付く料理と値段が違います。
確か他のブログでは、12000円だったとか書いてあります。(未確認です)
さすがに行った事はありません。

予約が必要です。
炊き上がる時間も決まっています。
かの美食家、北大路魯山人も、ここに来れば美味いものが食えると言っています。
間違いないですね。

ただその味か、その値段に見合うかは、人の価値観です。
優雅な時間や非日常的な空間、洗練された器と料理、すべてに亘って一流です。
和という食・空・間といい、日本の5指に入ります。
300年を超える老舗の味です。

雑炊に至っては、七条のわらじやさんですね。
こちらは、メニューは「うぞうすい」(6000円)のみです。(2人前から)
ということは、最低でも12000円必要ですね。
こちらも、「恥ずかしながら」、今だ入ったことはありません。
(手は額に付けて敬礼です。先人に敬意です)

京都はすごいです。
かゆや雑炊に、1人前ほどに5000円以上とは、それこそ異常です。
貧家の我が家のかゆ、雑炊、湯漬けにも、沢山の漬物と山椒佃煮、そして、ちりめんがあれば、美味しい食事が頂けます。
ありがたいですね。

貧家の食事が、料亭とは言えませんが、料理屋さんの味にはなりますね。
ボスと一緒に歩いた道で、こんなもの見つけました。
ありがたいと感謝です。
番外編も楽しんで下さい。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、こばんのお友の話にお付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。