''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

今夜の晩酌に、茄子の煮物より。

昨日といい、今日といい、どんよりの天気の京都伏見です。
昨日といい、今日といいというと、小堀遠州由来の和歌の一首と名物「飛鳥川」を思い浮かべますね。
何ともゴロのいいリズムです。

暑いでもなく、寒いでもなく、これくらいが過ごしやすいのではないのでしょうね。
すぐに梅雨がやって来ます。
あのじめじめとした感覚は、苦手ですね。
そして、すぐにムシムシとした夏の天気ですね。

じめじめといい、むしむしといい、同じ言葉を繰り返す日本語の妙を感じます。
一層強調されますね。
音のよる感覚も独特です。

リズムによる妙がそこにあります。
リズムは生活のリズムでもあります。
一定のリズムで生活しているとそれに馴染んでしまいます。
深夜の帰宅に、晩酌が私のリズムです。

体はよくないと言うのは知っています。
しかし、昼ごはんを午後1時近く取って、夕飯は食しません。
ですから、晩酌は夕食でもあります。
軽い目にするように心がけています。

炭水化物はとらないにしています。
お茶漬け(私的には湯漬け)や麺類は魅力的です。
お酒の後に、いいでしょうね。
いえいえ、大抵の誘惑には負けません。

そんな私でも時には、煮もので、日本酒を飲みたくなります。
この時期、常温の「冷や」が美味いです。
冷酒は、冷たくてお酒の風味が飛んでしまいます。

1升瓶から、どくどくと陶器の酒器に注ぎます。
湯のみ茶碗じゃ、大人過ぎます。

三瀧川を愛飲しています。
値段も998円と近くのスーパーで購入します。
値段の割りにうまい純米酒です。
焼き魚や野菜の煮物にもよく合います。

先日、そのスーパーで買った茄子です。
煮物にしてみました。
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いつものお気に入りのはまぐりのお皿に盛り付けです。
上にカツオ節をかけてトッピン具ーです。

この日も一味を切らしていましたので、あればその絵面に赤い一味がフリフリされていましたね。
よく煮えています。
出汁もきつい目にとっています。

味付けは、そば用に作った「かえし」を使いました。
そば用に作った「かえし」は、いわゆる万能調味料になっています。
ほんの少し甘い目ですので、私流にアレンジしてあります。

ざるそばにも、ざるうどんにも合います。
煮物にも入れて後は、出汁の加減と甘みの加減、醤油や塩加減を少し調整します。
茄子の煮物は甘い目が合います。

茄子は油と相性がいいです。
油揚げ入れると、もっと旨みを出しますが、深夜の晩酌には、あっさりと茄子本来の味わいで、純米酒・三瀧川がお出迎えです。
ごくごくと咽を鳴らして、冷や酒を胃袋に送り込みます。

「ひぇー、五臓六腑に染み渡るぜぇ」
と言いながら、右手の拳を作り、手のひら側を自分の鼻に近づけます。
リズムよく、その拳をゆすりながら、職人風に上記のフレーズを発します。
皆さんご一緒に、ご発声お願いします。

「ひぇー、五臓六腑(ごろうろっぷ)に染み渡るぜぇ」
どのかたでしょう、なまっている方がおいでですねよ。
ネガティブな江戸時代の職人さんにはなれませんよ。
八ツさん、熊さんのように和を楽しみたいです。

上方落語に、「一人酒盛」という噺があります。
それを思い出しました。

引越しをしたというので、友達がやって来る。
それを酒でも用意するからと、あーでもないこーでもないと言いながら、友達には呑まさないで一人で酒を呑む話ですね。

六代目笑福亭松鶴は、酒噺が得意でしたからね。
体を壊して、ロレツが回らなくなったので、酒ネタが多いとも言われます。
しかし、体調を悪くなる前の切れのあるはっきりとした口調も音源も聞いたことがありますが、それでも酒ネタは面白いですね。

確か「らくだ」(上方では「らくだの葬れん」)も六代目笑福亭松鶴がやると面白いですね。
リズミカルな噺に心地よさもあります。
今ではいない芸人さんです。
すべて、リズムというのがキーワードになりますね。

深夜の晩酌も体調を考えて、程ほどにするのもリズムです。
私のブログも自分にとってのリズムです。
生活の一部になっています。

日々の生活の中でいろいろなことが起きます。
嫌なことも楽しいこともあります。
人間の弱い「三毒」もそれなりに、観音さまのお力で、少しは回避できます。

御仏との仏縁はありがたいです。
ありがたいと感謝の気持ちでいっぱいです。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、一人酒盛りの話にお付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。