''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

鯛あら煮で、お酒が進む君より。

暑いですね。
残暑といいながら、夏本番の天候に違いないです。
涼やかな風が、いつになったら心よく感じられのことでょうね。

暑さも、今の時期しか楽しめないと考えると気分も急に楽しくなります。
BBQと言えば、バーベーキューです。
夏の盛りに河原で、ビール片手に、炭で鋳こした火で、串に刺した食材やら、鉄板の上で焼きそばなど、この時期しか楽しめないご馳走もあります。

ビールなど、一人で5本も6本も平気で呑めますね。
家なら、なかなかそれだけを呑む事もないですからね。

季節による夏のご馳走であるとも言えます。
暑さも、ご馳走です。
汗かきながら食する醍醐味がそこにあります。

残念ながら、今年はまだ夏休みというものを取っていません。
通常の土日が最近の休みの定番となりつつあります。
固定でないため、常に週末が休みとは言えません。

機会もなく、お外(柴淳的表現)で、炭火でご馳走を食することもないですね。
残念とも言えます。

先週の日曜、いつものように夕餉の支度です。
近くのスーパーで、特売ですね。
私が見つけた一押しは、鯛の頭です。
大きな鯛の頭ですね。
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早速、好物の鯛のあら煮を作りましたね。
鯛の頭の塩焼きも美味いです。
この暑い夏の夕餉は、あっさりと冷した日本酒をチョイスです。
もちろん、最初に発泡酒の1本は、とりあえずあります。

痛風の患者であるため、あまり多くのビールも発泡酒も控え気味です。
その為、日本酒に手を進むことが多いですね。
冷したと言っても、冷しすぎは酒の香り、酒香を楽しむことが出来ません。
すこし冷えたくらいの日本酒です。

鯛のあらとは、本来捨てる部位ですよね。
しかし、鯛あらとして、高級な料理屋さんにもオーダーすると大抵作ってくれます。
高級料理屋さんには、鯛をさばきますからね。
造りに出すと言えば、「鯛」が魚の王者です。
祝い事には欠かせない魚です。

ですから、鯛の頭は大抵の料理屋さんにはあります。
頼むと、「あら?」とは言えない値段ですがね。
料理屋さんでは、メニューに乗っていない時価扱いです。

天然鯛の頭だけ、京都の錦市場でも売られています。
立派な頭です。
値段も、スーパーで鯛一匹が買える値段以上付いている場合もあります。

養殖の鯛と天然の鯛とは、しっかりと脂の質が違います。
それが鯛の値段であり、味であるとも言えます。
味もしっかりと濃厚で、やはり魚の王者です。
腐っても鯛とはよく言ったものです。

酒、砂糖、しょうゆ、最後にみりんで照りをつけます。
熱々でなく、一度静に冷まします。
これによって、甘みがしっかりと鯛になじみます。
中まで味が染みるようにするのでなく、周りのタレを絡めて頂くというのが、美味しいと思います。
淡白な鯛の味わいと、甘辛い煮汁のコラボです。

もちろん、下処理は必要です。
沸騰したお湯に、鯛の頭を湯通しします。
お湯に通すと、鱗が立って去りやすくなります。
ここで、血合や汚れも一緒に取り除くます。

湯通ししたら、すぐに氷水に漬ける。
鱗や血合や汚れも一緒に取り除くます。
この一手間を省くと、生臭い鯛あらになります。
鱗は特に丁寧にとります。

出汁は使う場合も有れば、使わない場合にもあります。
もし、使うなら、昆布ですね。
カツオなら、魚と魚で味がダブって濁ります。

家でされるなら、鯛の他に、ごぼうや焼き豆腐を一緒に煮るのもありかもです。
水分の出る野菜入れると味の薄い鯛あら煮になります。
煮汁の少ない飴煮の一歩手前という、こってりとした鯛あら煮も私の好みです。
今回は、もう少し水分のあるあっさりとしたタイプにしてみました。

日本酒に合うように、気持ち濃い目の味付けにしました。
添えの野菜に、白ネギを5センチほど大きさにして、3本添えましたね。
鯛の下に添えてあります。
もちろん、イチラーですから、一味唐辛子もフリフリです。

煮汁の中には、ショウガもすこし効かせました。
臭みと食欲増進です。
この日は、豆腐にもおろしショウガを山のようにすりおろしましたね。
この時期、豆腐のご馳走の食べ方です。

池波正太郎氏によれば、ショウガをすりおろして、ここに酒、しょうゆなど味を調えたものを、熱々のご飯に乗せた「しょうが飯」がお奨めと書いてありましたね。
まだやっていませんが、美味いと思います。
ショウガは、夏の冷房で冷えた体を温めてくれます。

夏の体調維持をショウガにお頼みします。
だって、ジンジャー(神社)っていうくらいですからね。
神頼みかもしれません。

心静に食事とご酒を楽しみ、日頃の疲れと英気を養う必要があります。
心の三毒を消し去り、心静に夏を楽しむ。
心穏やかに過ごせることこそ、最高の幸せです。
ありがたいと感謝です。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、鯛だけに一方通行なありがたい話にお付き合い下さいました、心よりお礼申し上げます。