''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

今日は金曜日、焼き茄子で一杯呑みたいです。

山を越えたとは言いながら、やはり暑いです。
関西でも、暑い日が続きます。
35℃越えの猛暑の日が何日続いたとか、ニュースになるくらいです。

焦げ付いたような暑さという表現も納得です。
焦げ付いたと言えば、すこし焦げた味が持ち味の、焼き茄子です。
表面を真っ黒するくらいまで焦がしても、それが風合いとなります。

水で冷しながら、熱々の茄子の皮を剥くわけです。
これを冷蔵庫で冷たくして頂く、至福ですね。
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焼き茄子と言えば、鰹節とすりおろしたショウガが味のアクセントですね。
写真はすこし見えにくいですが、鰹節の真ん中にショウガを乗せています。

子供の頃、焼き茄子が嫌いでした。
どうも見栄えが悪かったので、焼きなすもナスの漬物も食べたことがなかったです。
食わず嫌いというのが、まさしくこれに当ります。
子供の頃は、見た目の感覚が大きく食べ物の好き嫌いに影響します。

小学5年生の頃、伯母の家で焼き茄子を初めて食べました。
敬遠気味に食しましたが、「うまい」と一言です。
それから、家に帰って毎日のように母に焼き茄子をして欲しいと言ったことを覚えています。
家で採れた茄子があるときは、自分で網の上において焼きましたね。
この頃から、料理はしていました。
男も料理は必要と言うのが、母の持論です。
今では、食事を作るのに困ったことはありません。

食べたいものは自分で作る。
そして、一杯の肴のなると言う訳です。
これがこんなに役に立つとは思いませんでした。

20歳から独り暮らしをしていますが、すでにこの頃には、里芋のいいのがあると甘辛く炊いたり、茄子と干し海老を炊いたりと、小料理屋気分の晩酌を楽しんでいました。
便利ですね。

料理は、生涯の生きがいです。
池波正太郎氏の鬼平に出てくる、一人働きの盗賊・加賀屋九平の言い分と似ています。
食べたいものが、自分の好みですからね。
幸せです。

作る楽しみ、食べる楽しみ、そして呑む楽しみと、楽しみのトライアングルです。
いえいえ、その上に買い物をしに行く楽しみ、品物を目利きする楽しみとどんどん広がります。
楽しみのカルテットでしょうかね。
二葉しげるさんの「♪ 金もいらなきゃ女もいらぬ、あたしゃも少し背が欲しい」
このフレーズが頭をよぎります。
こちらは玉川カルテットで、カルテットつながりと言うことです。
懐かしいけど面白いです。

昔の演芸は、楽器の入った歌謡漫才や浪曲漫才なんかは多かったですね。
関西では、懐かしい「宮川左近ショー」ですね。
宮川左近(四代目)の声が唸ります。(宮川大助氏の師匠)
「♪毎度 皆様 お馴染みの お聞き下さる 一節は 流れも清き 宮川の 水に漂う 左近ショウ~」で始まるテーマソングですね。

残念ですが、子供の頃は好きではなかったですね。
しかし、大人になるにつれて、人の人情、それらの機微を細かく表現する浪曲という話芸に惹かれます。
今見るとまた違った風に感じると思いますね。
ユーチューブ辺りを探してみたくなりましたね。

味覚も同じです。
子供の味覚のままでなく、大人の味覚に成長します。
すこし冷した日本酒に、冷たく冷した焼き茄子は、夏のご馳走です。
ショウガがいい、カツオ節が鳴かせます。

美味いです。

夏から秋への味覚です。
ありがたいと感謝です。

心静に、週末久しぶりのアルアルタイムを楽しみます。
ありがとさんです。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、ボケ茄子な話にお付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。