''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

大阪まで来たなら、帰りは京橋「まつい」より。

昨日の雨はすごかったですね。
遅い帰宅に合わせたように激しい雨のお出迎えです。
昨日は大阪に出張していました。

先日もお休みの日に大阪の日本橋に行った話しを書き記しました。
日本橋から、通天閣に向かったわけです。
この日は、京都に変える予定でした。

もし、かの地の定宿「みかど」に泊まるなら、そのまま安立町の名店炭火焼き鳥「きらく」に行きたかったのですが、夜6時からの営業となると、予定をこなせないと残念ながら諦めました。
あそこの焼き鳥はうまいからなぁ。

かといって、通天閣辺りでも一杯ひっかけて帰りたかったですが、せめて一杯呑むなら、京都へ向かい京阪電車とJRのターミナルと言えば、京橋です。
新今宮からJRで京橋へ向かいます。

京橋と言えば、名店「まつい」です。
串カツの立ち飲み屋さんです。
昼間から営業しています。
昼過ぎ3時と言うのに、結構なお客さんです。

「ちょっとごめん」とカウンターに付きます。
まずは飲み物を聞かれます。
ここは瓶ビール小(300円)です。
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最初に串カツと行きそうですが、私は必ず湯豆腐(130円)を頼みます。
ネギのトッピングが乗っているのは常連さんの証拠です。
言わないとネギは乗りません。

「豆腐、ネギつけて」
とオーダーします。
小さい声なら、オーダーは入りません。
ざわめく雑踏に声がかき消されます。

JRと京阪電車がすぐ上を走っています。
人の声、パチンコ屋の音と雑音も立ち呑みには、心地よいBGMです。
もちろん、イチラーですから、一味はフリフリします。

鰹と昆布の出汁が濃厚に効いています。
厚さ1センチのチョー薄い豆腐の煮込みは、絶妙です。
130円の価格ではありません。

串カツもさることながら、この湯豆腐は必ずオーダーします。
串カツも数本頂きました。

若鳥(150円)、レンコン(100円)、タマネギ(100円)、あとウズラ玉子ですね。
こちらは幾らか覚えていないです。
揚げ油も真っ黒です。
家でやる様なさら油でなく、肉屋さんの揚げ物油みたいに、動物性の脂も加味されています。

おでんもここのお奨めです。
いつも厚揚げ(120円)、じゃがいも(100円)、すじ肉(150円)辺りを頂きます。
出汁の旨味がいいですね。

おでんも専門店みたいに、チョーは美味くありません。
B級グルメの決定版です。
しかし、この値段で楽しめるなら、立ち飲み万歳です。

この辺になると、お酒(280円)も二杯あおっています。
心静に、心地よい大人の時間です。
もちろん、人との会話はありません。

お客さん同士、見ず知らずがしゃべることもよくあります。
どう見ても、仕事の途中でしょうっていう方も多いです。
その雰囲気では会社には戻れないでしょうね。

それは人さんのことです。
社長さんかもしれません。
この日はオフでしたから、とりあえず京都に帰るので、軽くこれにて「まつい」を後にしました。

串カツの「まつい」は、実は湯豆腐が美味い店なんです。
鰹と昆布の出汁と、花かつお、ネギ、そして、一味が、豆腐を盛り上げます。
「うまい」

なかなか家ではどうしても出ない味です。
不思議なことです。
不思議なことはあるんです。

ミシュランの調査員、星に関係なく、ここの豆腐を食べてみて下さい。
「わかるかな。わかんねーだろうなぁ」
懐かしいフレーズです。

松鶴屋千歳さんですね。
「俺が昔夕焼けだった頃」で一世風靡ヒットしましね。

不思議なことをよく思い出します。
何か、そうした記憶の回路が、突然つながれる感覚をよく覚えます。
不思議な不思議な大阪の時間でした。

もちろん、お酒は1級酒でしたが、京阪電車は特急電車で帰りました。(笑)
(お店では、今でも1級酒、特級酒と表記がわかりやすいです)

こんな時間を頂けたことに感謝します。
ありがとさかんです。
楽しい充実した休日になりました。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、四角四面の豆腐の話にお付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。