''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

不思議な京都のマックより。

秋風が昼間は心地よいです。
しかし、朝晩ともなれば、肌寒いです。
季節の変わり目は、体調がよくないですね。

 

そんな日々の中、街中で不思議なものがあります。
京都に暮らして、あれこれ25年が過ぎます。
日常であって不思議を感じなくても、他の地から来れば、不思議なこともあります。

 

マックと言っても、パソコンのメーカーではありません。
今やマックと言えば、スマートホンで一躍しています。
音楽をダウンロードしたり、専用のサイトで自分だけの愛フォンにされているのでしょうね。

 

当方、愛しのダイヤモンドが愛機です。
肌身はださず近くに置いています。
ダイヤだけに身に付ける物かもしれませんね。

 

マックと言ってもマクドナルドです。
関西では、マクドと言います。
その方が、マクドナルドぽっく聞こえます。
マックは、何か気取った感じに聞こえる関西人Aです。

 

しかし、グローバル社会の現在、関西ネタではなかなか世界に発信することも適わず、標準スタイルのマックと表記した次第です。
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何か皆さんご存知のマックとは違っています。
大人しい感じです。

 

京都碁盤の目の中にあるマックはこんな感じが多いです。
色合いはシックです。
赤と黄色色合いはありません。

 

京都は歴史的景観を大事にしているため、この付近も風致地区に指定されているために、このように大人しい外観です。
郷に入っては郷に従え、なるほどですね。

 

コカコーラも実はそうです。
コカコーラライトの赤と白の入れ替わっているロゴは、もともと京都で使われていたロゴであると聞きます。
どのチェーン店でも、色合いがすこし大人しい色合いに変更されていることが多いです。

 

どの企業も京都の景観にマッチするように気遣って下さることにありがたいと感謝です。
不思議なことはあります。

 

郷と言えば、南北朝時代越中富山の刀工郷義弘 (ごうのよしひろ)です。
若くで夭折したといわれ、越中国松倉郷(富山県魚津市)の人で、「郷」または「江」と通称されています(読み方はいずれも「ごう」)。

 

正宗十哲の一人であり、相州五郎入道正宗、粟田口藤四郎吉光とともに「天下三作」と呼ばれるほど珍重され、各大名はこぞって手に入れたがった。しかし、義弘と在銘の作は皆無であり、鑑定家の本阿弥が極めをつけた代物、無銘であるが郷だろうと言われるものしか存在しない。また、作風が似た刀を本阿弥が郷に出世させたものもあるという。そのことから、「郷とお化けは見たことがない」と言われるほどであった。ただし、これは存在を疑うものではなく、在銘品のないことを言ったまでである。

 

新刀期の長曽祢興里(虎徹)が私淑したと言われ、その作を狙った刀を打ち、井上真改、南紀重国など一流の刀工たちもこの作を写したりしており、後世に与えた影響は大きい。
恐らく、全ての日本刀の中で最も入手困難なものの一つである。 国宝、重要文化財の刀がある。
(フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』一部抜粋、参照加筆)

 

稲葉郷、富田郷という二振の刀が国宝に指定されています。
しかし、やはり銘の入ったものはないと聞きます。

 

正宗ファクトリーの有能な刀工であったわけです。
当時、正宗は鎌倉幕府の役人です。
刀を作るのが仕事です。
一々それを幕府に納めるのに、銘は入れません。

 

幕府に納めず、求めの応じて市場に出すとき、銘を入れることがあったというのが現実でしょうね。
多くのお弟子が、刀作します。

 

すべて、正宗工房で作ったものに、一々弟子が銘を切ったりしません。
その中でも、職人に徹していたのが、郷義弘です。
師匠の替りに代作もあったはずです。
一々、私が変わりに作りましたと言うはずもありません。

 

ですから、郷とういう銘は皆無ということですね。
それでも、誰が作ったか分るのが凄いです。
不思議でたまりません。

 

料理なら、この人が作った味と言う風に言えます。
しかし、刀にも作風が出るわけです。
画家が書いた絵の真贋をつける見たいに、作者独特の特徴が出るわけです。

 

しかし、本当に郷義弘の作か、正宗の作か、未だに分らないことが多いです。
この辺は、専門家の方にお任せします。
日本刀といえば、正宗です。

 

その正宗自体存在しいなという明治時代の論文が話題になったことがありました。
そこまで言うか、書いた先生も大胆です。
しかし、歴史の証拠がはっきりしない以上、なかなか難しいものです。

 

不思議な世界が、この世の中には、たくさんふります。
「郷とお化けは見たことがない」
なかなか、通っぽい言葉ですね。

 

お化けさえ見たことがないのですから、郷など博物館でしか、お目にかかったことがありません。
せめて、それも本当であって欲しいですね。

 

京都は、1200年の歴史のある街です。
至る所に怨霊が住します。
魑魅魍魎(ちみもうりょう)が住します。
こうした見えない世界に何かある度に、多くの人が、びくびくしたはずです。
目立たないようにすることが必要です。

 

やはり、この考え方が、現在のマック店構えにも現れているように感じます。
見えないけど、感じる世界です。
仏法世界の見えない「妙」の世界と見える「法」の世界、表裏一体の関係になっているように感じます
それを感じられることはありがたいことです。

 

世の中、日々の暮らしで、イライラしたりウジウジしたり、嫌なことも多いです。
でも、すべて見える世界だけでなく、必ずやった行いには報いが生じます。
因果応報です。

 

自分にとって、これが進む道と決めたなら、迷うことなく、黙々と進ます。
この世は、常に仮の「空(くう)」、御仏の体内に住しているご縁を頂いている以上、必ずその報いが証明されます。
心の三毒を廃し、心安穏に暮らします。

 

悪い行いをせずに、いい行いをする。
御仏のいいご縁が導いて下さいます。
悪い縁を断ち、いいご縁を授かる。

 

ありがたいことだと感じます。
見えなくても、しっかりその存在を感じます。

 

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

 

最後まで、バーグもバンズも見えない話にお付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。