''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

21日の東寺の弘法さんより見える世界より。

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秋空ですね。
昨日も天気が悪いといいながら、すこし昼間は日差しが覗いていた京都伏見の地です。

昨日までは、洛北・鷹峯の紅葉の記事を書き記しました。
次の日曜日は、11月21日です。
東寺の弘法さんです。

弘法大師空海の月命日です。
この日に市が立ちます。
弘法市とも、親しみを込めて「弘法さん」とも言います。

京都では、東本願寺をお東さん、西本願寺をお西さんと呼ぶ習慣があります。
何でもさんを付けて、親しみやすく言います。

弘法さんと言えば、年の初めの「初弘法」、年末の「終い弘法」が特に人でいっぱいです。
来月なら、到底行く気にならないほどの賑わいです。
ひと、ヒト、人と、その弘法大師の功徳を少しでも分けて頂こうと参拝者が耐えません。
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多分日本で一番大きな市だと思います。
大抵は、食べ物、雑貨、着物などの古着、骨董品、刀剣類と、種類は問いません。
毎月同じ場所で商いをされていますので、ひどい業者さんは見かけません。
両親的な価格と言えます。

私も、久谷焼のお猪口を一つ買い求めました。
これは後日紹介します。
昨日も、この猪口で日本酒を頂きました。
なかなか使い勝手いのいい私のコレクションとなりましたね。

食べ物屋さんと言えば、時代やその時の流行が分ります。
今年は、やはり不景気です。
食べ物屋も訳の分らないものは少なかったですね。

たこ焼き、お好み焼き、そして、うどんやおでんやどて焼きですね。
わかさぎの天ぷらというものありましたね。
うどんやおでんと言うと、テーブル席が設けてあります。
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3時近くになっていましたので、同行カメラマンと一緒におでんとうどんを注文しました。
おでん、よく売られていましたね。
あちらこちらでおでんと言う文字を見かけます。

こちらは、4品入りで500円です。
燗酒も500円です。
こちらは、上選(旧の表示で一級酒)で、500円とは、共に良心的な価格設定です。

伏見稲荷の三が日などは、4品で600円、日本酒も佳選(旧の表示で二級酒)で500円ですからね。
因みに今まで行った寺院境内の食べ物屋で一番ひどかったのは、八幡市の岩清水八幡宮さんの正月食べたおでんと燗酒です。
燗酒はポットからお酒を注ぎましたね。

まずいというより、毒かと思うほどのひどさでしたね。
客が多すぎて、一々燗付けるのが追いつかないので、ポットに燗した酒を入れているわけですね。
それも、仮設の店でなく、常設してあるお店でしたからね。
あれが最悪最低のおでんと燗酒です。
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それを思えば大変良心的なお店です。
おだん食べ終わると、隣のおじさんが食べていたうどんが食べたくなりました。

私は、すじうどんです。
こちらも、500円と大変良心的です。
いえいえ、うどんは、月見もきつねもすべて500円です。

計算しやすく設定ですね。
おつりも必要ですからね。

もちろん、境内に入ってから、お参りをしてからの順路となります。
最後に、おでんと燗酒、それにすじうどんで小腹を満たします。
なかなか天気も良かったですし、楽しい弘法さんとなりましたね。

4時前ということで、このまま東寺の前のバス停から、東福寺に向かいます。
バスで10分ほどです。
いっぱいの観光客を見越しています。
それでも、もみぢを見に行くことにしましたね。
この話は、次回にでもします。

穏やかな一日を過ごさせて頂きました。
ありがたいと感謝しています。

日常、東寺の前を通ることもあります。
日頃はひっそりとしています。
しかし、弘法さんの時は、町が生き生きしているように感じます。
そこには、非日常があります。

日常の生活の中で、いろいろなストレスを感じながら生きています。
このした日常の生活の中で、イライラしたり、うじうじしたりと、心の三毒を捨ててきたような気分です。
心静に安穏に暮らせることは、至福です。
ありがたいと感謝の気持ちでいっぱいです。

今日一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように祈ります。

最後まで、東寺の市の話にお付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。