ハムロールとシナモンロールの物語より。

秋空の下、行楽シーズンですね。
もみぢも綺麗し、天気がいいとどこかに行きたくなります。
そんな時は、お外（柴淳風に）でランチというのはいいですね。
温かい飲み物用意して、ベンチにでも座って、ランチを頂くのはいいですね。

先日も、差し入れを頂きました。
紹介が遅くてお怒りやもしれませんね。
もみぢ柄のハンカチの上に置いて、「ハイチーズ」ってね。

中身は、ハムとレーズンとシナモンです。
ハムも、ロールハムでなく、ビアーハムが入っていますね。

ビアーハムと言えば、やはりおつまみ感覚です。
薄いハムの中にまだらな肉と脂の模様です。
なかなかうまいです。

お手製の差し入れと来れば、上出来の味わいです。
特にシナモンロールは、私の口によく合いました。
グラニュー糖振ったタイプやコーティングしたタイプは、少し甘すぎます。

今回の差し入れは、中身に甘みがあるくらいで、ランチにはいいですね。
シナモンの香りが、鼻腔の奥までかきなでます。
レーズンの食感が、少しビターで大人の味わいです。

シナモンロール、三つが一つになっている形ですね。
なかなかいいですね。

仏法世界の三世の関係と、さも似たりです。
♪　さて、さて、さては南京玉スダレ!!～

過去世、現世、来世と複雑に絡んでいます。
過去世の縁が、現世や来世に繋がっています。
どんなふうに繋がっているのか、私のような凡夫には理解できません。
仏法は、輪廻を前提に話が進みます。

輪廻の輪の中にいます。
過去世の記憶があれば便利です。
過去世で得た知識が、そのまま輪廻した現世で使えるならこんな便利なことはありません。
歴史の真実が、はっきりします。

昨日の大河ドラマ『龍馬伝』ご覧になりました?
龍馬を暗殺したのは誰なのか、犯人と名乗る者もいますが、正直分りません。
昨日のシーンも、不自然ですよね。

暗殺なら、息の根を止めないといけません。
しかし、誰も最後の止めを刺していなかったですよね。
龍馬も中岡も瀕死重症でしたが、少し会話が出来るほどでしたからね。

手当てすれば充分に助かったかもしれません。
襲撃の後、すぐに助けも助けも来ていませんね。
未だに真実は闇の中です。

もし、龍馬の来世、つまりこの現世に、その記憶があれば、はっきりとします。
見覚えのある者の犯行なのか、それとも、全くの見知らぬ者の犯行かもです。

龍馬だけでなく、中岡も同席していますからね。
中岡の記憶でもいい訳です。
龍馬の魂も、どこかに輪廻しています。
まだ黄泉の世界にいるのか、現世に輪廻しているのかさえ分りません。

それらの善知識を持って、過去世の記憶があれば、それは間違いなく目覚めたと言うことなのでしょうね。
目覚めたとは、ブッタですね。
覚者ともいいます。

目覚めると言えば、音で目覚めることもあります。
目覚まし時計の音で目が覚めます。
自然と目が覚めるのは、心地がいいです。
誰かに起こされて起きるのでなく、朝になったら目が覚める。

それ以外にも、香りで起こされることもあります。
味の記憶と同時に香りの記憶もありますよね。
この香りどこかで嗅いだような気がする。
懐かしい香りがあります。
子供の頃、頂いたチョコの香りは印象的です。

シナモンの香りは、少し大人の香りです。
ニッキともいいますよね。
京都のお手軽なお土産といえば、おたべや生八橋です。
ニッキの香りですよね。

夏のお祭りのニッキ水は、私の世代には、少し大人の思い出の味です。
少し苦手な味でもありました。
しかし、大人になれば、シナモンの香りは心地よいです。
甘いシナモントーストも大人の味わいです。

そんなシナモントーストとコーヒーの香りで目覚めるのもいいでしょうね。
私的には、母の朝餉のネギと味噌汁の香りです。
それにまな板のネギの刻む音が、心地よい目覚めのアラーム音です。
もちろん、現世の記憶です。

過去世の中で、私がこの現世の生まれた訳を知りたいと考えていましたね。
皆さんも、そうかもしれません。
しかし、うすうすと現世に生きるという意味が、うっすらと感じるようになりました。

孔子の論語の一節を思い出します。
「子曰く、吾十有五にして学に志し、三十にして立ち、四十にして惑わず、五十にして天命を知る。・・・・」
私は、四十を、既に越えています。
それでも迷いますね。

先が見えそうなのは、だいたい分りそうです。
世の中の先行きからすれば、このまま働けど、億万長者にはれそうにもありません。
豊かな暮らしが待っているとも思えません。
清貧で平凡な人生が待っているだけです。

それを幸せと感じるか感じないかで、人の人生も大きく変わります。
今あること、天命に耳傾け、今あることに感謝する。
今日を精一杯過ごす。
ありがたいと手を合わせることが、心の安穏です。

仏縁を頂けた事に、感謝です。
ありがとさんです。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、甘い香りのする話にお付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。