''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

燗美酒に酔いたい気分でしょう より。

昨晩から、今朝にかけて事件は起こったはずです。
それも300年以上前です。
ドラマや映画は見なかったですが、ニュースでは、大きく取り上げられる風物詩です。

極月半ばの14日です。
さぞや、朝になって江戸の町は盛り上がったことでしょうね。
江戸っ子も、さすが武士と褒めたことに違いありません。

吉良の首を主君の眠る墓前に報告です。
泉岳寺に向かいます。
映画やドラマでは、歩いて行進しています。
しかし、舟でも向かっています。
怪我人や吉良の首は舟で運んでいます。

ということは、47人以外にも支える黒子が居たことになりますね。
堀部弥兵衛の甥・堀部文五郎や近松の中間の甚三郎などがそれらに当ります。
それに怪我人も出るかも知れないので、元藩医の子・寺井玄達も控えています。

一番槍、間十次郎の槍に、布包みの吉良の首がかかっていることになっています。
これは、デコ、つまりダーミーです。
中身は、利休居士由来の「桂籠花入」です。
前日の最後の茶会に出されていた逸品です。

昔、神戸の香雪美術館で見たことがあります。
以外に小ぶりなイメージです。
籠のそこに槍の刃が当った傷があります。

利休居士は、桂川川漁師の籠を見て、それを求めました。
何とも形がいいですね。
しかし、それを花入れにしようとは、美意識の高さに驚かされます。

確かに治まりのいい花入れですね。
この時期なら、椿というものいいでしょうかね。

赤い椿 白い椿と 落にけり
露と消えた吉良殿です。

やはり、あっぱれというべきでしょうね。
乾杯と言えば、日本酒です。
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こちらは曰くの付いた日本酒です。
揉め事を含んだ商品です。
値段の違いにものいいを付けたお酒です。

渓流の燗美酒・吟醸です。
国内外コンクールでトリプル受賞蔵です。
燗上がりするお酒です。
燗上がりとは、燗する方が美味くなるさけです。

この蔵という字に、深い縁を感じます。
忠臣蔵とは、大石内蔵助の蔵、それに義士の忠義思いの蔵かもしれません。
美酒なりと呑みたかったと思いますね。

いろいろと考えさせられる赤穂事件です。
誰も得した物もいないように感じます。
名前だけが後世に伝わった感があります。

江戸時代の一大事件です。
もう少し、今月もいろんな角度から、赤穂事件を考察してみます。

こんな時代に生きてこられてよかったです。
ありがたい仏縁におすがりします。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、燗上がりしない話にお付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。