''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

大衆酒場、デビュー物語より。

正月3日の天神さんの帰りです。
軽い目の昼ごはんは、済ませました。
長い天神橋商店街を散策です。

いろんなお店がありますね。
やはり活気があります。
人通りが多いのはいいですね。

もちろん、人通りが多いからと言って、必ずお商売に繁栄されるものではありません。
暇なお店もあります。
どうも入りにくいお店と言うものもあります。

人に因りますと、家の土地に巳さん(蛇)が居ない土地は、客商売がもう一つとも聞きます。
巳さんの信仰はあちこちにあります。
保育園の時、お堂の祠から、白い巳(へび)を見たことがあります。
真っ白で、目が赤い蛇でしたね。
今思うと、色素の抜けたアオダイショウかと思います。

しかし、その蛇は元の祠に入ったまま、出てきませんでした。
私しか見た者がいません。
不思議な経験です。

お正月に、鏡餅にみかんに橙(だいだい)の柑橘類を載せます。
一説に因りますと、これが巳信仰の名残とも聞きます。
ちょうど巳さんの目を現すとも、とぐろを巻いた巳さんの姿を表しているとも聞きます。
真偽の程は、分りません。

よくい言われるのは、橙(だいだい)は、家が代々繁栄しますようにという願いです。
丸い餅を重ねるのは、家庭が円く治まり、一年をめでたく重ねると言う意味があるとも聞きます。

下の餅が大きいのは、末広がりと縁起もいいですよね。
昆布を一緒に飾り付けます。
これも、よろこぶという縁起物です。
また、別の説では、三種の神器に関係するともあります。

本当のことはさておき、ゲンのいいものであることに違いありません。
ゲンがいい、つまり縁起に関わります。

いい行いをなし、悪い行いをしない。
いい縁を結び、悪い縁を断ち切ることに結びつきます。
これらが、現世の勤めです。
やはり、縁起がいいことは、これ幸いな出来事です。

天神橋商店街を散策に疲れ、腰を下ろしたくなりました。
茶店でお茶するのもいいですが、やはりお正月です。
呑み足りません。

そういうわけで、駅前の大衆酒場に行きました。
私が何度か行っている店はお休みです。
隣のお店にしました。
思うところがあって、名前出しはありません。

いいお店は、正月の三が日はお休みですね。
何故って?
それは簡単、市場がお休みですからね。
新鮮な魚は手に入りません。
去年の仕込みですよね。

大きいお店は、独自の仕入れルートがありますからね。
小さい大衆酒場では、それは求められません。
当然です。

何度か行った天満の駅前の店は、いつも超満員です。
正月はお休みのようですね。
堀川戎くらいになると、出向いてみたいです。

でも、お客でいっぱいのお店ですね。
値段も手頃で、ちょっとした肴は、280円、小鉢物や一品物は、大抵380円の値段が付いています。
もちろん、燗の日本酒徳利大で乾杯です。
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やはり、ふぐの皮の湯引き(380円)を頼みましたね。
ポン酢をかけて頂きます。
あっさりとした味わいです。
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挟みレンコンを同行カメラマンがオーダーです。
同行カメラマンは、こうした大衆酒場は、はじめてです。
大衆酒場デビューです。
お店の中には、20代後半か、30位代、女性の二人の酒盛りもありました。
女性客も多いですね。

前回行った京橋の満足屋と近いですが、あちらは、やはりチェーン店居酒屋さんです。
こちらは、本当の大衆酒場ですね。
手軽で安いですからね。
メニューは、壁一面、そう畳で言うなら、20~25畳の広さにメニューがびっしりです。
本当にこれだけ出来るのか、というくらいの品数です。

それを二人で作っています。
おでんあり、鉄板で焼きそば炒め、サラマンダーで焼き魚ありです。
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どういうわけか、あれが食べたくなりました。
そう、牡蠣フライです。
好きですね。

この日、二回目の牡蠣フライです。
先程の「さとすし半」の牡蠣フライが後を引いています。
熱々でしたね。
でも、味はさとすし半の勝ちです。

しかし、こちらは4切れ付いています。
味は、普通で美味しいですよ。
タルタルソースはありません。

大衆酒場でかすから、マヨネーズで代用です。
これもこれで悪くはないです。
それだけ「さとすし半」のカリっとした牡蠣フライの方が美味かっただけです。
もちろんタルタルソースが美味かったですね。

同行カメラマンに、大衆酒場デビューについて聞くと、出来上がっている管を巻いた親父がいっぱいいると思っていたと言います。
そんな感覚かもしれませんね。

実際は、大抵そんな人は居ませんね。
支払いは、2~3000円で軽く呑まれている方がほとんどです。
女性客が居たのは驚いたようです。

思っても見ないデビューかもしれませんでしたね。
これなら、また大衆酒場めぐりも同行されるようです。

いい時間が過ごせました。
ほろ酔いに、天満の駅から、京都の家路に着きました。
ありがたい時間でしたね。
正月3日から、天気にも恵まれ、穏やかな時間を過ごすことが出来ました。

この一年を表わすかのような楽しい時間でした。
ありがとさんと手を合わせました。

今日も一日、私も世の中も平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、管を巻いた話にお付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。