''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

お待っとうさん、御菓子司「栄泉堂」のみたらし団子より。

寒いですね。
やはり寒いと温かいお茶が恋しくなります。
昼間からですから、まだ熱燗は早うございます。

日曜日の午後、熱いお茶が欲しくなる。
恋しいよってね。
そんな時のお供には、やはり和菓子です。
和菓子の餡、それを言うなら、わが師の恩です。
(一人突っ込み一人ボケ 通称、一人時間差Aクイック攻撃です)

口が、みたらし団子の口です。
甘いタレ、あの香ばしい醤油のタレですね。
「栄泉堂」のみたらし団子が美味いです。
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もちろん、用意済みです。
早速頂きます。
「やっぱり、うまい!!」
過去に菓子博で金賞とっただけのことはあります。
焼いた香ばしい餅の香りと、同時に醤油のタレの香りです。
タレも甘すぎず、程よく上品に仕上がっています

私の後にも、みたらし団子、5本を二つと、あれあれ昼回ることには完売の様子です。
朝の9時頃なら、熱々のみたらし団子を購入できます。
熱々のみたらし団子もいいですが、火傷しそうになります。
すこし冷めたぐらいが、仄かに暖かさが伝わるぐらいが食べごろですね。

写真は3本ですが、4本購入です。
取り合ってはならないと、偶数割で購入です。
「チー」と龍が入って来ては困ります。
一人2本ずつという構成です。

タレがうまいと、二度付けです。
これが、京橋の「まつい」の串カツなら、店の人に叱られます。
二度付け禁止です。

みたらし団子の蜜の二度付けもいけません。
そら落語の「初天神」ですね。
寅ちゃん、親父に「ねぇー」とみたらし団子をおねだりします。

「こんなとこで、みたらし団子の店、出しくさらって」
商売は何処でやろうと勝手です。
初天神なら、仕切りの方もおいでです。
やつ当たりもほどほどが必要です。

蜜と餡の選択です。
もちろん、蜜ですよね。
たっぷり付けると着物の裾が汚れます。
親父がたっぷりと吸い取ります。
後は、白い団子だけです。

こうなると寅ちゃんが泣きます。
すると、もう一度蜜壷に漬けさせろと、やりたい放題です。
昔「やりたい放題」という玩具がありました。
学生の時、おもちゃ屋でバイトしていましたので、聞き覚えの名前です。

小さい子供さん向けの悪戯グッズですね。
したらいけないと怒られるものばかりを一つの箱に収まっています。
ティシューを引張り放題したりしたら、親御さんも大変です。
分別のない幼子を、叱るのは手を焼きます。

分別というと難しいです。
仏教の世界の経典にある妙法華経の中に、「分別功徳品第十七」にもある分別です。
この経巻を供養する人の功徳は無量無辺にして、能く一切種智を生ぜん、とあります。

一切種智とは、三智の一つです。
森羅万象万物が、本来はすべて「空」であって平等であることを知るとともに、現象して出現する諸相をすべて知る仏の最高の智慧であるということのようです。
ありがたい仏さまの智慧ですね。
分別するとは、智慧が必要なのですね。

 「又復如来の滅後に、若し是の経を聞いて、而も毀呰(きし)せずして随喜の心を起さん、当(まさ)に知るべし、已に深信解(じんしんげ)の相となづく」と続きます。
随喜の心ですから、喜びの気持ちですね。
ありがたいと感じることが、必要なのですね。

分別していろいろと智慧が付く来ると、何気ない日常が本当はこの上なく「幸せ」だと気づくことになるように思えます。
健康であって、安穏に暮らせることが一番の幸せです。

お金もあったらあったでいいでしょうね。
名誉も地位もあったらあったでいいでしょう。
その為に、人はいろいろと苦労します。
何が幸せなのでしょうかね。

すべては、仮の「空」と位置づけると、いろんなしがらみから、脱出出来ます。
上を見てもキリがないし、下を見てもキリがない。
今ある中で、自分の分に応じて暮らすを旨とします。
仏の世界に住している以上修行は必要です。

この世の修行は、いい縁を結び悪い縁を断ち切る。
その為には、悪いことをせず、いい行いをすることなんですね。
その縁起が輪廻の中で、いろいろと縁を複雑にしています。
何かにこだわる、固執すると、いろんな悪い縁が生じますからね。

分別する智慧を頂けたら、少しは気持ちも楽になれそうです。
難しい教義はわかりませんが、心に分別を付けることによって、いい縁が生まれそうな気がします。
仏縁にありがとさんと、歓喜して手を合わせます。
結構幸せです。

心の三毒を廃し、心安穏に暮らすを旨としています。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、甘いバカタレの話にお付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。