''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

1278円の数奇な数字物語より。

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昨日も薄曇の中、穏やかな一日を過ごせました。
そう言えば、昨日ポストに先月の電気代の請求書が、入っていました。

「えぇー」っ言いましたね。
先月の電気代が、1278円です。
今までで最少額の請求です。

いえいえ、普通に暮らしています。
電気も点けていますし、コタツにも電気を使っています。
円高の影響でしょうか?

それ以上に電気を消費していなかったのでしようかね。
テレビも見ますし、パソコンも使います。
それで、一月に1278円とは、これ如何にと言う感じです。

確かに、こまめに電気も消していました。
無駄な費用も使わないようにしていました。

それでも、そんなに使っていなかったのでしょうかね。
不思議なことです。
貧家ですから、生活を小さくしていたことは確かです。
無理をせずに、経費を抑えられたことは、ありがたいことです。

上を見ても下を見て切がないです。
自分として生きるだけです。
自分の分を知って生きるだけです。

それでも、なかなか上手に一月生きられたと感謝しています。
長屋とは言え、一軒屋に住しています。
二階建ての建物ながら、滅多に二階にはあがりません。

穏やかに過ごさせてもらっていると感謝しています。
始末と、ケチは違います。
けちけちした気持ちはありませんね。
これが一番の幸せです。

そう言えば、落語に「長短」という噺があります。
気の長い奴と気の短い奴が、どういうわけか気が合う噺です。
柳家小さん師匠の十八番ですね。
私は、鈴々舎 馬風(れいれいしゃ ばふう)さんの師匠懐かしむ「長短」が好きですね。

鈴々舎 馬風さんと言うと、『会長への道』が有名ですが、「長短」もなかなかいいですね。
二人の全く違い人物をテキパキと演じきるところに、芸がありますね。

芸と言うのは、凄いですよね。
時代が、噺が、関係なく、古典的な芸が、時代を超えて、笑いの壷に入るわけです。
しかし、入門時には、泥棒紛いの無実の罪に落とし入れられ、前座の小光時代に辛い思いした経験があります。
それを、ご陽気に話す姿が、心を打ちますね。

後に無実が判明し、小さんには、大変可愛がられます。
もちろん、奥さんにもです。
内緒だと言って、小さん師匠にも奥さんにも、修行時代からお酒を勧められます。
後に糖尿の気になる原因にもなると、おかしく話される様には、どことなくまっとうに生きているといいこともあると教えてもらいました。

今でも時々、鈴々舎 馬風師匠の「長短」を聞くとそれを思い出します。
なかなか芸として美味いですよね。
味があると言えます。

独特の間も、鈴々舎 馬風さんの持ち味ですね。
辛いことも、笑って言える時代になったということです。
いろいろと、辛かったと思いますね。
それでも好きな落語をこよなく愛した芸の道です。

私にも、歩む道があります。
一歩一歩の遅い歩みです。
でも、この道を進めば、長安に通じると信じています。
ありがたい仏縁を、心の頼りにしています。

心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮らせることに、幸せを感じます。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、電気代の長短の話にお付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。


[ http://blogs.yahoo.co.jp/kantoshoue/36733516.html エコな我が家の電気代の「ん」より。]