''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

吉野の千本桜で、花見をしたらより。

京都伏見の疎水の桜も、散っています。
それでも、まだ名残の桜を楽しむことも出来ます。
仁和寺辺りの桜は、遅咲きですから、まだまだ楽しめます。
嵐電の電車で、満開の桜通って電車でお花見もありですよね。

東北の方でも、被災を乗り越えて、花見のニュースがされていました。
本当に笑える花見を出来るように復興出来ますことを、私も心からお祈りしています。

桜の名所と言えば、吉野の千本桜ですよね。
今だに行ったことはありません。
千本あるというのは、すごい景色でしょう。
イメージ 1

そんなイメージで、過ごしていると、ディスカウントの酒屋で見つけました。
「やたがらす 吉野千本桜 樽酒 辛口」です。
奈良県吉野の株式会社吉岡本店のお酒です。

まずは一献です。
樽酒の木香がいいですね。
それも仄かに香るくらいです。

樽酒の呑めるお店もあります。
最後の方になると、この木香が強くなります。
すると少し呑みにくいです。

升酒でも、同じです。
強すぎると、酒の香りが飛んでしまいます。
塗りの升で呑む方が、私の好みです。

でも、たまに呑むなら、この瓶詰めの樽酒もいいです。
これに合うのは、通なら「塩」ですね。
私は、普通に肴を選んで呑むタイプです。
体にはいいです。

いっぱい呑める体の持ち主もおいでです。
落語に5升呑めるか呑めないかを賭けした話があります。
「試し酒」です。
柳家小さん師匠の「試し酒」が良かったですね。
本当に呑んでいるかの芸に、言葉が出ません。

それも訛りのある近江屋の下男久蔵が主人公です。
旦那のお供である商家を訪ます。

久蔵が大酒飲みであることを聞いた先様の旦那が、ここに五升の酒を用意すると言います。
これを一度に飲むことが出来るか?と問われ思案します。
もし一度に飲めたら、出来たら小遣いをやるという段取りです。

久蔵は、ふらりと考えさせてくれと店を出て、しばらくして返って来て、やるといい返事をします。
近江屋の主人も、先様の旦那もなかなか酔狂です。
もし飲めなかった時は、近江屋が先様のご主人を箱根旅行に連れて行くという取り決めです。
俄然盛り上がります。

特注の1升の大杯になみなみとお酒を注ぎ、これを5杯呑むみ干すといい算段です。
久蔵は、なかなかよくしゃべります。
その訛りが何とも和みます。
「おらが生まれは丹波だ。~中略~ 酒呑童子はおらが親戚だ」などと言ってみたりもします。

酒呑童子とは、大きく出ましたね。
源頼光に成敗されます。
かの名刀・童子切安綱で首を切られますからね。

お供に戦った中に、有名な坂田金時が居ます。
まさかり担いだ金太郎さんの成人した姿です。
もちろん、鬼と戦うのも、この得意なまさかりです。

お供と言えども、下男の久蔵とは、相手が違いますね。
久蔵も、最後の一杯を難なく呑みきります。
この辺の芸の間合いが、演者の腕です。

先様の主人に、何かコツがあるかと聞かれると、5升の酒がどれだけの酒量か分らないので、さっき呑んで来たと言うのです。(ここが落ちです) 
♪ちゃんりんちゃんりん でんでん

じゃ、5升と5升で、10升つまり1斗(と)ですね。
いやはや、常人が呑める量じゃないです。
1斗樽をあっという間に呑んだことになります。

やはり、酒呑童子の末裔でしようかね。
それだけ、丈夫な体に生んでもらえたことに因りますよね。
幸せな方です。
両親に感謝ですよね。

ありがとさんと、何事も感謝です。
ありがたい仏縁にも感謝です。
今あるは、仏様も両親もあってこそです。
そんな因縁もいい縁に繋がったことになります。

ありがたいことです。
幸せも人によって違います。
上を見てもキリがないです。
自分の分に応じた暮らしが、ちょうどです。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、つまらない後生な話にお付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。