''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

山形のお酒 銀嶺月山より。

今日も朝からいい天気の予感です。
日差しも暖かです。
まだ暑いし言うには、早いでしょうね。
すぐに、厳しい夏の暑さを感じる頃がやって来ます。

 

梅雨前の今時分が、最も過ごしやすいですね。
昨日の休日の晩酌にと、近くのスーパーで買い求めました。
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米原酒 銀嶺月山です。
しっとりとした上品な呑口です。

 

山形の水の旨みを、そのまま水の性格をお酒が受け継いでいます。
腰がある硬い水の性質です。
コクがある中にも、仄かに酒の甘みを感じます。

 

180mlでは、あっという間の味わいです。
すこし、アルアルが最近過ぎています。
今日の晩酌タイムはありません。

 

本日は、休肝日です。
ブログのお友達ももさん教えの通り、週一度は休肝日設けています。
だいぶ我慢できるようになりました。

 

時には、週2の時もあります。
その分、ノンカロリーの炭酸水は必要になります。
これがあれば、発泡酒を呑まなくても大丈夫です。
要するに炭酸中毒なんでしょうね。

 

中毒と言えば、江戸時代の俳人松尾芭蕉も、旅中毒でしょうね。
あちらこちらを旅して、俳句を作り後世に残しています。
芭蕉も、山形の出羽三山の「月山」には行っています。

 

「雲の峯幾つ崩て月の山」
「雲の峰」とは、入道雲のことのようです。
実際に月山を登られたようですからね。
元禄2年(1689)、6月の上旬(現代なら7月の下旬)の頃の記録です。

 

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月山と言えば、私は刀剣の方の「月山貞一」です。
刀工の名です。
幕末から、明治にかけて活躍さたれ、大坂の刀工です。
刀の地肌は、もとろん、綾杉肌の特徴がありますよね。

 

昔、京都駅近くの刀剣商「明壽」で、虎徹の刀の折れた刃先を短刀拵えにした物を貞一が、銘に入れた物が、90万円で売られていたのを、今でも思い出します。
折れた刃先の短刀拵えでも、帽子の特徴から、虎徹の作風を見ることが出来ました。
大変人気のある刀工です。
刀一振りで、マンションが買えますからね。

 

小説やドラマの中でしか、会うことが出来ない名刀の世界に思いを馳せます。
池波正太郎氏の影響ですね。
鬼平と言えば、ご存知長谷川平蔵です。

 

この愛刀と言えば、いろいろありますが、やはり一番と言えば、父から譲り受けた「粟田口国綱(あわたぐちくにつな)」、もう少し詳しく言うなら「粟田口藤六郎左近将監国綱」、こちらもマンションが購入できるお値段がします。

 

一度、刀剣博物館で見たことがあります。
やはり、名刀ですね。
これを、高杉銀平直伝の一刀流の名手、長谷川平蔵が腰に付けていたかと、想像するとたまらない世界です。

 

もう一つ小説によく出てくるの平蔵の愛刀と言えば、ご存知柳生拵の「井上真改(いのうえしんかい)」ですよね。
大坂正宗とも呼ばれる刀工です。
もともとは、「和泉守國貞」です。

 

お父さんも、初代「和泉守國貞」、こちらも平蔵の愛刀です。
お父さんの方を「親國貞」とも呼び、井上真改と区別して呼ぶこと多いです。
本名、「井上八郎兵衛」です。

 

何故、「和泉守國貞」から、「井上真改」に名前を変えたのかは、時間があれば、記事にしてみます。
こちらも、マンションが買える値段がしますね。

 

ですから、鬼平こと、長谷川平蔵は、400石といいながら、裕福な家に生まれたのですね。
もともと、本家は大身の旗本です。
しっかりと時代考証がされている実在の刀工であり、刀であります。

 

どうも火付盗賊改めというお役のために、先祖伝来の宝も、消えうせたというのも、実感出来ますね。
これが、刀剣の趣味の世界に引きずり込まれた池波ワールドでもあります。
それが楽しいですね。
深みがあると言うのが、現実です。

 

刀工の名が出て来れば、日本刀辞典で、どんな刀工か、特徴は、そして、値段はいくらかなど、下賎なことまで興味を引かれます。
石高400石の旗本、平蔵の愛刀が、正宗や宗近では、現実離れして面白くありません。
しかし、一刀流の名手平蔵なら、粟田口国綱や井上真改も作品を面白くしてくれます。(あるあるです)

 

現実的には、平蔵の愛刀、「河内守国助」(中河内守国助)ぐらいがちょうどかもしれません。
こちらも高級車クラウンが買えますね。

 

平蔵は言います。
「恩は着るもの、着せるものでない」とね。
男のダンディズムを感じます。

 

そんな大人の男には、やはり、お酒です。
燗酒にして頂くのも、冷で頂くのも、いいですね。
それも、季節感のある妻久栄の手料理と言えば、これは言うことありません。

 

うさ忠の笑い話は必要ありません。
静かに、日本酒を頂く、至福の時間です。
月山と言わずに、ごちそうさんと言わないといけないですね。

 

健康が一番、元気が一番、安穏が一番です。
生かさせ頂いていると実感できることが一番ありがたいです。

 

何かの力で、生かせて貰っています。
私の場合には、ありがたい仏縁です。
ありがとさんと手を合わせます。

 

今日も明日も、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

 

最後まで、いいも悪いも合算した稚拙な話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。